■S:今日の聖書の言葉
ガラテヤ人への手紙6章14節

★しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。この十字架によって、世界は私に対して十字架につけられ、私も世界に対して十字架につけられたのです。

■O:今日のコラム
私たちは何を誇りとしているでしょうか。出身地、出身学校、仕事、名声、ミニストリーなど様々なものを誇りとしているかもしれません。反対に、何も誇りとしていないかもしれません。

しかしいずれも誇りとすべきではなく、また十字架を誇りとしないことも神様から見れば正しいこととは言えません。私たちはただ十字架だけを誇るべきです。

十字架を誇る理由は本当にたくさんありますが、今日は今日の箇所にフォーカスを当てて、1つの理由を見ていきたいと思います。

「あなたがたに割礼を強制する人たちは、肉において外見を良くしたい人たちです。彼らはただ、キリストの十字架のために迫害を受けたくないだけなのです。なぜなら、割礼を受けた人たちは、自分自身が律法を守っていません。それなのに彼らがあなたがたに割礼を受けさせようとするのは、あなたがたの肉を誇りたいためなのです。」(ガラテヤ6:12〜13)

今日の箇所では割礼の話しから十字架を誇りとすることが書かれています。パウロはここで対比して説明しているのです。一方は十字架を誇り、他方では律法の行いによって肉を誇ると言っています。

このことから何が言えるのでしょうか。もう律法をないがしろにしても良いということでしょうか。

もちろんそういうことではなく、十字架の贖いを悟り、自分自身が贖われイエスキリストを主と信じるとき、もはや私たちは律法の下にあるのではなく、イエスキリストの下にあるということではないでしょうか。

「ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。」(エペソ2:15a)

律法を全うされた方であるイエスキリストが、私たちを律法の呪いから贖ってくださいました。だから外見を良くすることや自分の行いによって義を得ようとするところから私たちは自由にされました。私たちは私たちの行いによって義とされるのではなく、イエスキリストの行いによって義とされます。

「おのおの自分の行いをよく調べてみなさい。そうすれば、誇れると思ったことも、ただ自分だけの誇りで、ほかの人に対して誇れることではないでしょう。」(ガラテヤ6:4)

「こういうわけで、ちょうどひとりの違反によってすべての人が罪に定められたのと同様に、ひとりの義の行為によってすべての人が義と認められ、いのちを与えられるのです。」(ローマ5:18)

私たちがイエスキリストと一つになるとき、イエスキリストの中にあるものが私たちのものとなります。イエスキリストと一つになるとき、イエスキリストの行いは私たちの行いとなり、私たちは義と認められます。

ですから私たちに求められているのは、イエスキリストと共に死に、共に葬られ、共によみがえり生きることです。つまりイエス様と一つになることです。

十字架はイエスキリストのものというだけでなはなく、それは「私の十字架でもある」ことを覚えます。十字架は私たちのために成された主の偉大な御業であると同時に、私たちが歩むべき道です。その道は本当に狭く、右にも左にも行くことができない道です。

しかしイエス様はその足跡に従う者を呼んでおられます。

「あなたがたが召されたのは、実にそのためです。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました。」(1ペテロ2:21)

私たちが十字架を誇りとする1つの理由は、私たちがそのイエスキリストの行いによって、義とされるからです。

■A:考えてみよう
尊敬する牧師先生がいつも言われます。
「成熟したクリスチャンとは、主がいなければどうすることもできないクリスチャンです」

そのクリスチャンは人の目には派手でもなく、見えるところにおいては弱々しく映るかもしれません。でもそのクリスチャンは最も幸いだと個人的には強く思います。

まだまだ自我があり、主に頼らず、十字架を誇れない私がいることを覚えます。でも今日も主の十字架に前に出るとき、自分も主とともに死に、葬られ、よみがえることを感謝します。今日私たちが死ぬべきことは何でしょうか?

続く箇所にはこう記されています。

「どうか、この基準に従って進む人々、すなわち神のイスラエルの上に、平安とあわれみがありますように。」(ガラテヤ6:16)

この基準、すなわち十字架を誇る者こそ、神のイスラエルとされる者であることを感謝します。

■P:祈り
今日も主の愛と恵みが豊かに注がれていることを感謝し受け取ります。今日もあなたと一つになることを求めます。私には自我があり、十字架を誇りとしていないことを認めます。どうぞその自我を焼き尽くし、今日もあなたと共に死に、葬られ、よみがえりへと導いてください。
あなたと一つになるとき、あなたの全てが私の全てとなり、私は義とされることを心から感謝します。私を十字架を誇りとする真の神のイスラエルとしてください。

愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 たくみ 】

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