■S:今日の聖書の言葉
エゼキエル書22章30~31節

★わたしがこの国を滅ぼさないように、わたしは、この国のために、わたしの前で石垣を築き、破れ口を修理する者を彼らの間に捜し求めたが、見つからなかった。
それで、わたしは彼らの上に憤りを注ぎ、激しい怒りの火で彼らを絶滅し、彼らの頭上に彼らの行いを返した。-神である主の御告げ-

■O:今日のコラム
今日の聖句は、とりなしの祈りの重要性をよく示しているみことばになります。

私たち一人ひとりは、王である祭司として選ばれ(第一ペテロ2:9)、その務めを託されている者であることに、アーメンでしょうか?主は私たちが、自分ひとりだけ命からがら御国に行くようにと救われたのではありません。祭司として、人々が神に近づくことが出来るために仕え、神と人との仲介者としてとりなすことを願っておられます。

今日の箇所では、神に背いていたイスラエルの民の中に、破れ口に立って修理する者、つまり罪の隔てにより、破れてしまった神と人との溝に立って、とりなし祈る者がいなかったゆえに、神はご自分の怒りの火を民の上にくだした、と語られています。聖書の中には、神と人との間に立って祈った人がたくさん出てきますが、今日は二人の人物の祈りに注目したいと思います。

一人目はアブラハムです。

堕落しきったソドムとゴモラの街を主が滅ぼそうとされた時に、アブラハムは「もしや、その町の中に五十人の正しい者がいるかもしれません。ほんとうに滅ぼしてしまわれるのですか。その中にいる五十人の正しい者のために、その町をお赦しにはならないのですか。」(創世記18:24)と主に嘆願し、とりなしました。最終的に、その街の中で正しい人がたったの十人だったとしても滅ぼすまい、と主が語ってくださるところまでアブラハムは主にすがり、とりなし続けました。

ソドムとゴモラは、死海周辺の地域にある灰と化した遺跡から推測すると、人口は少なく見積もっても100万人近かったのでは、とも言われている大都市です。結局は正しい人が十人にも満たなかったことのゆえに、この街は滅ぼされていきますが、そのような大都市の中にでもたった十人だけでも、正しい人がいるなら滅ぼさない、と主は言われました。そのように、主の心を動かしたのはアブラハムのとりなしです。

もうひとりの破れ口を修理した者、それはダニエルです。

ダニエルも自分の民のために、神と人との間にたってとりなし祈りました。ダニエルは誰よりも神を愛し、正しい道を歩む者でしたが、民の罪を他人事とせず、自分の罪として「私たちは罪を犯しました」と告白し主の御前に身を低くして祈りました。

「私たちが、御声に聞き従わなかったからです。」(ダニエル9:14b)

「私たちは罪を犯し、悪を行いました。」(ダニエル9:15b)

「私の神よ。耳を傾けて聞いてください。目を開いて私たちの荒れすさんださまと、あなたの御名がつけられている町をご覧ください。私たちが御前に伏して願いをささげるのは、私たちの正しい行いによるのではなく、あなたの大いなるあわれみによるのです。」(ダニエル9:18)

日本には、唯一まことの神を知る民はまだまだ少ないですが、主はこの国を愛しておられます。

「わたしがこの国を滅ぼさないように、わたしは、この国のために、わたしの前で石垣を築き、破れ口を修理する者を彼らの間に捜し求めたが、見つからなかった。」(エゼキエル22:30)

この国を滅ぼさないで済むようにと、破れ口を修復する者、神と人との間に立ってとりなす者を探し求めておられます。家族の中でも、もしかしたら自分が初穂かも知れません。沢山いる親族全体の中でたった一人のクリスチャンかも知れません。けれども、主は私たちがとりなして祈ることを待っておられます。その祈りに心を動かされたいと願っておられます。

是非、自分の祈りが小さく影響があまりない、という思いを捨てましょう。神は偉大なお方です。その御方が妬むほどに慕っておられる御霊を私たちに与えてくださいました。御霊が私たちの内に住まわって下さっています。すべてにまさる御名である、イエス・キリストの御名によって祈る祈りには力があります。

「こうして、神が低地の町々を滅ぼされたとき、神はアブラハムを覚えておられた。それで、ロトが住んでいた町々を滅ぼされたとき、神はロトをその破壊の中からのがれさせた。」(創世記19:29)

主はとりなす者とその者の祈りを覚えていてくださる真実なお方です!

■A:考えてみよう
アブラハムのように、しつこく主にとりなしましょう。ダニエルのように、へりくだり、家族の罪を、国の罪を自分のものとして祈りましょう。

第一テサロニケ5章には「絶えず祈りなさい。」とありますが、これは「絶え間なく」という意味でもありますが、原語において「忍耐強く祈り続ける」という意味でもあります。私たちは、諦めることなく、忍耐強く、とりなし続けましょう。

イエス様の御名で信じて祈る時に、動かない山はありません!解放は必ず起こります!救いは必ず起こされます!癒やしが必ずなされます!神の御国を解き放つ者として、暗闇に光を、いのちのない所にいのちを宣言する者として、また、神の臨在を運び神の御力のあらわれを見る者として、それぞれの任されている破れ口に立って、家族のために、この国のために、とりなし続けましょう!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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