■S:今日の聖書の言葉
マタイによる福音書17章 17~18節

★イエスは答えて言われた。「ああ、不信仰な、曲がった今の世だ。いつまであなたがたといっしょにいなければならないのでしょう。いつまであなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。その子をわたしのところに連れて来なさい。」そして、イエスがその子をおしかりになると、悪霊は彼から出て行き、その子はその時から直った。

■O:今日のコラム
シャバットシャローム!主の安息がありますように。

今日の箇所は、とても興味深い箇所です。ある人の息子がてんかんによって苦しめられていたので、その子を助けてくださるようにイエス様に願いました。最初、その人は弟子たちに直してもらうように願ったのですが、なんと!弟子たちにはできなかったのです。

なぜ、弟子たちにはできずにイエス様にはできたのか、弟子たちもさぞ不思議であったことでしょう。それなので、弟子たちはそっとイエス様に聞いています。イエス様の答えは、とてもシンプルでした。「あなたの信仰が薄いから・・・」
信仰は薄いか厚いか!?なんですね。ともかく、弟子たちの信仰が薄かったので直らなかったのです。

ここでもう一つ注目すべきは、私たちはこの出来事を通してイエス様の感情を知ることができます。イエス様はかなりストレートに表現されています。「ああ、不信仰な、曲がった今の世だ。いつまであなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。」
弟子たちの不信仰にイエス様は嘆かれていて、とても愛と哀れみをお持ちの主が言われるセリフには思えません。

私たちが本来生きるべきところは、主の統治がなされている「御国」であります。本来、神の国には、悲しみ、憂い、不安、病気、など全く無いはずです!であるならば、このようなものはどこから来るのでしょうか?そうです。堕落している世に属しているのでサタン、悪霊から来るものなのです。

「てんかん」を調べてみると、脳に関係する病気であるということがわかりました。では、神様は人を最初からそのようにお造りになったのでしょうか。そしてそれは決して直ることのない病気なのでしょうか。私は違うと思います。なぜならば、ここではっきりと御言葉が言っているからです。

「そして、イエスがその子をおしかりになると、悪霊は彼から出て行き、その子はその時から直った。」(マタイ17:18)

今日のみことばを見ると、てんかんをもたらす悪霊がいることが書かれています。脳にそのような影響をもたらし、人々を痛めつけ、傷つけ、本来の目的から遠ざけようとする悪霊の仕業であることがわかります。しかしイエス様がされたことは、悪霊ではなく「その子」をおしかりになりました。なぜでしょうか。先程も言いましたが、てんかんとは脳に影響を与えるものなので、子どもの感情、意思、意識の領域に主は命じられたたのでしょう。

私たちの意識の領域はとても深いものです。無意識という領域もあるからです。その部分は私たちが本来望んでいてもいなくても悪霊に支配されているか聖霊様によって支配されているか、自分でも見分けることが難しい場合があります。

最近、あるクリスチャン番組を見ました。それは悪霊追い出しについてでした。一見、何も問題がないような普通の女性にミニストリーをした時、悪霊が出てきたのです。そして、悪霊は言いました。「この女性は私のものだ。彼女から出て行きたくない。私の花嫁となるのだ。」実は彼女が若い時に、悪霊と契約が結ばれてしまっていたのです。彼女の意思とは関係なく彼女を通して悪霊が話しました。最後は何度も「イエスキリストの御名により命ずる、彼女から出て行きなさい!」と祈られ、その悪霊は出ていきました。しかし彼女は、これらの出来事を覚えていませんでした。つまり女性はミニストリーされている間は、完全に無意識となっていたのです。

「ああ、不信仰な、曲がった今の世だ。いつまであなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。」(マタイ17:17)

私は最初このみことばを読んだ時、イエス様がこのようなセリフを言われたことに大変驚きました。しかし、私たちが本来、御国の中に生きるものである事を理解するならば、このみことばはイエス様の最大の愛と解放のことばであることがわかります。

私たちが意識、無意識の領域においてサタンの支配の中で生きているなら、どんなに悔い改めても、主に立ち返っても、また同じ考え、同じ行動をしてしまうでしょう。私も正直な所、何度悔い改めても、祈っても直せない考え方、行動パターンがまだまだあります。本当に悔しいです。主のために生きたい!主の御国の中に生きたい!と思っているのに、行動が変わらない…。主よ!助けてください! そう祈るばかりです。

私たちは実際にはてんかんなどの実際的な病を持っていないかもしれません。しかし、何度も何度も同じところを通っているならば、そのことに憤りを覚えなければなりません。こんなところはもうこりごりだ!!と。
なぜなら、私たちは本来、神様が造られた最高傑作の作品であり、神の子として、御国に生きるものであるからです。

まずは、悔い改めが必要です。主にある自分のアイデンティティーを宣言し、自分がどのような中からイエス様の尊い犠牲により贖われたのか、意識と無意識の中に主の血潮を宣言し続けましょう!!

■A:考えてみよう
例えば、無意識のうちにスマホを開き、無意識のうちにSNSを開き、無意識のうちに時間を費やす…。日常の小さなところからサタンの支配に属することは出てくるものです。
どんなものであっても、神様から私たちの目をそむけようとするのがサタンの戦略です。
主の血潮を意識と無意識の領域に宣言していきましょう!

毎日の生活の中で、意思を持って習慣となるまで、やり続けてみることです。持続はとても労力のいることですが、私たちはサタンの支配ではなく、神の支配の中に買い取られたものなので、そのことを感謝して、イエス様の十字架を宣言し続けたいと願います。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あはごん 】

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