■S:今日の聖書の言葉
マタイによる福音書9章28~29節

★家に入られると、その盲人たちはみもとにやって来た。イエスが「わたしにそんなことができると信じるのか」と言われると、彼らは「そうです。主よ」と言った。そこで、イエスは彼らの目にさわって、「あなたがたの信仰のとおりになれ」と言われた。

■O:今日のコラム
私たちの思考は人生の行く先を決めるとても重要な部分です。英語訳聖書の箴言23章7節には「彼は、心で考える通りの人である。」と記されている訳があります。私たちは思考の中で考える通りに生きるようになります。

祈りの家で何時間も祈る中で気がついた一つのことがあります。それは「思考が変えられなければ元の状態に戻ってしまう。」ということです。たとえば悩みを抱えて祈りはじめ、祈りの中で答えや平安を得ても、思考の領域が変えられないなら、また家に帰ってから同じ悩みを思い巡らし、結局私たちの人生はその悩みに捕えられたまま生きてしまうようになるのです。私たちは祈りの中で霊的な変化を求めると同時に思考も変えられえて行くことを求める必要があるのです。

このような言葉を自分が言ってしまうこともあるし、人の口から聞くこともあるでしょう。それは「この問題は大きく、複雑すぎて、主でも解決することは難しいかも知れない。」という言葉です。これは主よりも問題にフォーカスをするが故に出て来る発言です。

または「私の罪や失敗は重すぎて、主も赦すことは無いだろう。」という言葉を言う時、イエス様の十字架の贖いを軽視することになってしまいます。

今日の箇所で、癒しを求めてやって来た盲人に対してイエス様は「わたしにそんなことができると信じるのか」と聞かれました。そこで盲人は「そうです。主よ。」と答えたのでした。

主は私たちにも問われるでしょう。「わたしにこの問題が解決出来ると信じるのか」、「わたしにあなたを罪の重荷から解放出来ると信じるのか」、「わたしにあなたを癒せると信じるのか」・・・と。そこで私たちも「そうです。主よ。あなたに出来ないことは何もありません。」とイエス様に信仰を置いて告白しましょう。

そうするとイエス様は、盲人を癒やされたように「あなたの信仰のとおりになれ」と言って私たちの人生に主の回復をもたらされるでしょう。あるものは一瞬で癒されて解決を得るものもあれば、ある種類のものは時間をかけて癒され、回復していくものもあります。

特に、時間をかけて癒される場合、私たちの信仰の思いは疑いに変わってしまうことがあります。そこで大切なのが「主にはどんなことでも出来ます。」と、イエス様に日々信仰を起き続けることです。

人間の思考は21日で変化し、40日かけて形成されて行きます。今日から21日間かけて私たちの思考を、御言葉で満たし、イエス様に対する信仰で満たしましょう。必ず信仰のとおりになります。

■A:考えてみよう
以下の御言葉を朗読し、御言葉に基づく信仰で私たちの思いを満たしましょう。

「彼は、不信仰によって神の約束を疑うようなことをせず、反対に、信仰がますます強くなって、神に栄光を帰し、神には約束されたことを成就する力があることを堅く信じました。だからこそ、それが彼の義とみなされたのです。」(ローマ4:20~22)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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