■S:今日の聖書の言葉
マルコによる福音書16章14~15節
★しかしそれから後になって、イエスは、その十一人が食卓に着いているところに現れて、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになった。それは、彼らが、よみがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったからである。それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。
■O:今日のコラム
復活の主を祝う、今日この日を感謝します!日本中の教会、聖徒たちの口をもって、主イエスキリストの復活が、この国に高らかに宣言されますように。
最近は暖かい日が続き、春から初夏に入ろうとしています。爽やかな空気と、青空が広がり、イエス様が復活して女性たちに会われた朝も、こんな気持ちのいい日だったのかな、と想像します。
受難週を通り、この復活の喜びを祝うにあたって、パウロが「最も大切なこと」として、私たちに伝え書き記している御言葉を覚えます。
「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、」(第一コリント15:3~4)
私も受けたことであって、と書かれていますので、パウロもこの福音を信じ、そのように生きたということが分かります。また、パウロは後にこのように言っています。
「そして、もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお、自分の罪の中にいるのです。…もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。」(第一コリント15章17,19節)
最後の敵である(第一コリント15:26)「死」に打ち勝ち、偉大な勝利をおさめられた王の王、私たちを愛するがゆえに命さえも惜しまずに与えてくださった最愛の花婿イエス様に、この復活の日、心からの感謝と、全ての栄光を主に帰し、賛美を捧げます。
私たちの信仰は、十字架の死と葬りと復活にあり、信仰の創始者であり完成者であるイエス様によって始まり、完成されます。私たちの信仰と希望は、いつも神にかかっています。(第一ペテロ1:21)
最近あった出来事になりますが、駅で道を聞かれ、道案内をしたことがありました。都外から上京してきた19歳の女の子でした。あまりにも感謝してくれたので、私はイエスキリストを信じるクリスチャンです、ということを伝え、別れる時に祝福をお祈りをすると、笑顔でまた感謝を伝えてくれました。
受難週、そして復活祭を迎え、御言葉を通して、女の子との出会いを通して思わされたことは、自分が今救われているということは本当に偉大な神様の恵みであるということです。今日もイエス様に愛されていることを知り、十字架の死と葬りと復活の恵みに預かり、イエス様と共に歩むことができるということは、当たり前ではないということです。
今日の御言葉の箇所に「不信仰とかたくなな心をお責めになった」「福音を宣べ伝えなさい」ということが書いてあります。
5月から新しい元号、新しい時代が始まりますが、この日本において、天のお父さんが始めようとしておられる偉大な計画を見たい、父の心が成されるために、私もその働きに加わりたいと心から願います。
不信仰でかたくなな心の私を、憐れみによって主は救ってくださいました。まだこの目でイエス様を見てはいないけれども、聖霊様を通して、イエスを主と告白する恵み、喜びに預からせてくださいました。同じように、サタンの支配下にあった日本の魂が、イエス様の血潮によって天のお父さんの元へと取り返されることを宣言し続けたいと願います。
そして何よりも、イエス様の死と葬りと復活、この福音を今日も、他の誰でもない自分自身に教え、宣べ伝え続け、他の人に宣べ伝えておきながら自分自身が失格者になることのないようにしなければなりません。
なぜ私なのでしょうか。なぜ神様は私を見出し、救い出し、神様の使命を成すものとして召し、選んでくださったのでしょうか。それは愚かな者、弱い者、取るに足りないものを通して、神様の栄光が現されるためです。
「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ばれたのです。これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。」(第一コリント1:27~29)
私たちの生き方を通して、神の子どもたち、聖徒たち一人一人が神様の使命に生きていくことを通して、この日本に神様の御心が余すことなく成し遂げられていきますように。
■A:考えてみよう
・パウロが伝えたい最も大切なこととは何ですか。
・神様が今日も私に与えてくださっている、偉大な恵みは何ですか。
・イエス様の復活の後、何が起こりましたか。復活の主を見た弟子たちはどのように生き方が変わりましたか。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 こばあい 】
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