■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙13章8~9節
★だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについては別です。他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです。「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」という戒め、またほかにどんな戒めがあっても、それらは、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」ということばの中に要約されているからです。
■O:今日のコラム
律法の中に、「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」という戒めがありますが、それらを守ることは、隣人を愛することにつながっているとは面白いことです。
皆さんもご存知のことと思いますが、マタイによる福音書の中でも律法の専門家がイエス様を試そうとして、律法の中で、どの戒めが大切かをイエス様に尋ねました。その時、イエス様は「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」という第一の戒めと「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という第二の戒めが両方大切であると答えられました。だから、神様を愛することと人を愛することは、とても大切であることが分かります。
私の好きな聖句の中に、「愛は決して絶えることがありません。」(第1コリント13:8)というみことばがあります。英語の訳でみるならば、「Love never fails. 」です。日本語訳だと「絶えることはない。」ですが、英語だと「fail」(失敗する)が使われているので、直訳すると「愛は決して失敗することがない。」です。
「愛を伝える5つの方法」という本に書かれているように、もちろん、相手のことをよく知り、相手が愛を感じる方法で伝えられたら素晴らしいことだと思います。しかし、たとえ未熟であるにしても、またその時に伝わらなかったとしても、真実に愛を持ってしたことは、愛の実として残り、失敗がないと信じます。
以前、一緒にセルをしていた子で韓国からの留学生の子がいました。その子がまだ日本語が十分できない時に、精一杯頑張って書いた手紙をくれました。もちろん、流暢な言葉の手紙も素晴らしいと思いますが、しかし、その手紙を読んだ時に、その子の愛の心が伝わって来て、私の心も温かい思いになりました。私は、その時、方法以上に「愛の心」の大切さを学ばされました。
私たちが何かする時に、それが私たちの愛の心から出ているでしょうか?律法全体が隣人を愛することにつながるほど愛は重要なものです。また、愛は律法を全うするとまで書かれています。イエス様の愛、完全な愛に到達するにはまだまだかもしれませんが、今日ある一歩一歩を愛することにおいても成熟していきたいと願います。
■A:考えてみよう
私たちの言葉、行動は隣人を愛することにつながっているだろうか?今日、周りに置かれている人を愛することを祈り求めて行こう。また、その一歩を踏み出して行こう!
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あいこ 】
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