■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き14章22節

★弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりとどまるように勧め、「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない」と言った。

■O:今日のコラム
パウロとバルナバが第一回宣教旅行の終盤にあたり、小アジアの弟子たちに伝えた言葉がこれです。

「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない」

パウロとバルナバは福音を伝えるときに、「楽して神の国に入ることができる」とは語りませんでした。イエス様の弟子になるとは、十字架の道を行くことであり、多くの苦しみを通る事を覚悟しなければならない事を、予め弟子たちに伝えたのです。

もちろんイエス様を信じることにより、沢山の祝福が与えられるのも事実です。しかし、それと同時にイエス様を信じ、御言葉に生きようとするならば、多くの苦しみを通らされることも知らなければなりません。

神様は私たちクリスチャンを意味も無く苦しめようとしているのではありません。私たちを愛しているがゆえに、私たちの成長を願い、苦しみを通る事を許されるのです。ですので、私たちは福音を伝える時に、パウロとバルナバが弟子たちに伝えたように、「多くの苦しみを通る」という事も合わせて伝えなければならないのです。

クリスチャンになるとは、そのような事であると事前に伝えるならば、信じた人は事前に心構えをし、いざ苦しみがやって来たときに必要以上に慌てる事がなくなると思います。むしろ、苦しみがやって来たときに、神様の大きな愛を体験する機会にする事ができます。

ペテロの手紙第一にはこのようにあります。

「罪を犯したために打ちたたかれて、それを耐え忍んだからといって、何の誉れになるでしょう。けれども、善を行っていて苦しみを受け、それを耐え忍ぶとしたら、それは、神に喜ばれることです。あなたがたが召されたのは、実にそのためです。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました。」(第一ペテロ2:20~21)

なんと、私たちクリスチャンが召された目的は、「苦しみを耐え忍ぶこと」であると、この御言葉は言っています。

人は誰しも、あえて苦しみを耐え忍びたいとは思わないものです。しかし、イエス様の弟子になるとは、進んでイエス様の十字架の姿を模範とし、苦しみの中に入って行く事が求められるのです。この世の価値観では、あえて苦しみの中に入ることは愚かな事です。しかし、神の国の価値観ではそうではありません。

イエス様は十字架の苦しみのあと、葬られ、三日後に復活されました。イエス様の弟子となる者は、その先にある復活を体験する為にあえて苦しみの道を通るのです。私たちは自分の力では苦しみを耐え忍ぶ事はできません。

しかし、私たちの内に働く聖霊様は私たちに苦しみを耐え忍ぶ力を与えてくださり、その先にある復活を体験させてくださいます。そして、私たちの内側からいのちが溢れ流れるようになるのです。

御言葉に従う道とは荒野の道であり、苦しみの道です。聖霊様は絶えず私たちをそちらの方向に導こうとしておられます。私たちの肉の声は、絶えず「楽な方へ、楽な方へ」と語り掛けて来ます。しかし、日々御言葉を朗読し、神様の御心の道はどちらの道であるのか?それぞれが吟味して選択していかなければなりません。

色々と見て来ましたが、クリスチャンになるということは大変な道であるということです。日々、イエス様について行く覚悟が必要です。だからこそ、絶えず目を覚まし、イエス様に信頼し、祈りと御言葉の生活を送って行く必要があるのです。

今日も一日、皆様の上にイエス様の豊かな恵みが満ち溢れることをお祈りします。

■A:考えてみよう
クリスチャンになるとはどのようなことであるのか?
また、自分はどのような動機でクリスチャンになったのか?
この機会に、今一度考えてみましょう。

■P:祈り
天のお父様、御名を賛美します。イエス様の十字架の贖いを感謝します。私に用意されている十字架の道を進み行くことが出来るように力を与えてください。自分に死に、神様と人の為に命を使う事が出来るように助けてください。絶えず、イエス様の血潮を私の心に注いでください。そして、聖霊様の力によって、自分に死に、復活の力を体験する事ができますように。

愛するイエス・キリストのお名前でお祈りします。アーメン。

【 あきひろ 】

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