■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第二16章13~14節
★ダビデと彼の部下たちは道を進んで行った。シムイは、山の中腹をダビデと平行して歩きながら、のろったり、石を投げたり、ちりをかけたりしていた。王も、王とともに行った民もみな、疲れたので、そこでひと息ついた。
■O:今日のコラム
息子のアブシャロムの反逆により、命を狙われエルサレムから逃亡するダビデの一行に様々なあざけりと試練がやってきます。サウルの一族のひとり、シムイはダビデに対して盛んにのろいの言葉を吐き続けました。
のろいの言葉を聞き続けた結果、「王も、王とともに行った民もみな、疲れたので、そこでひと息ついた。」と聖書に記されています。のろいは人を疲れさせるのです。
脳科学の研究の結果、私たちの脳は主語を省く性質があることが判明したそうです。それなので誰かの悪口を言い、批判を口にするなら実は私たちの脳は自分自身に対するのろいの言葉としてそれを受け取るのだそうです。悪口や批判を口にすると自分自身が疲れるのもその為です。
さらに、悪口や憎しみ、否定的な言葉を口にすると毒蛇の毒と同じぐらい有害な成分が脳内に分泌されるという研究も行われました。その成分は私たちの体をむしばみ、多くのストレスと病をもたらす結果となるのです。
この研究報告はとても聖書的な結果です。御言葉にはのろいを愛する生き方についてこの様に記されています。
「彼はまたのろうことを愛したので、それが自分に返って来ました。祝福することを喜ばなかったので、それは彼から遠く離れました。彼はおのれの衣のようにのろいを身にまといました。それは水のように彼の内臓へ、油のように、その骨々にしみ込みました。」(詩篇109:17~18)
のろいの言葉を口にする時、それは自分自身に返って来て、私たちの内側にまで染み込み、多くの痛みと苦しみの結果をもたらすようになるのです。このことに対する解決を早急に得る必要があります。
解決1「主イエス・キリストの十字架の血潮」
神のことばなるお方が、私たちの口から出た一つ一つののろいの言葉の責任を背負い十字架にかかられ、血を流されました。主イエスの十字架の血潮は全てののろいから私たちを贖いました。
この血潮を私たちの口で信仰の宣言とする時、のろいの力は打ち砕かれ、全てキャンセルされるようになるのです。
解決2「御言葉の告白」
新約聖書に記されている「告白」という言葉は「同じことを言う」という意味があります。今まで私たちは無意識の内に多くの否定的で不信仰な言葉を口にして来たかも知れません。それは悪魔に同意していることと同じです。
今日から意識して、また定期的に御言葉を自分の告白として宣言しましょう。そうする時、私たちは主と同じことを言う口を持つようになり、また詩篇1篇に約束されている通りにその御言葉に基づく実も結ぶようになるのです。
解決3「聖霊に満たされる」
人の口は少しもじっとしていない悪だとヤコブ書に記されています(ヤコブ3:8参照)。この口をコントロールすることは非常に難しいことです。それなので、ペンテコステの日に聖霊が降った時、「炎の分かれた舌」として御霊が注がれ、弟子たちは異言で語り始めました。まず主が人をとらえる時に、その口を治めることが分かります。
日々聖霊に満たされ異言で祈りましょう。そうする中で御霊が私たちの人生を治めてくださることを経験するようになります。
■A:考えてみよう
今日から上記に記された、のろいに対する解決を実行しましょう。
主イエスの血潮を宣言し、御言葉を朗読し、異言で祈り、のろいに代えて天の相続と祝福を大胆に受け取りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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