■S:今日の聖書の言葉
マルコによる福音書13章31節

★この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。

■O:今日のコラム
よく言われる話ですが、私たち人の死亡率は100%です。形あるものはやがて崩れていきます。そして、悲しいことに、終わりは突然にやってきます。私たちの身の回りを考えても、新しいいのちである赤ちゃんが生まれて来ることはある程度予測ができます。しかし、人が召されるときはいつであるかは全くわかりません。イエス様は、この世の終わりもそのようであると語っておられます。

このマルコの福音書13章は世の終わりがイエス様の御口から語られています(参考にマタイの福音書24章も合わせて読むといいでしょう)。世の終わりには様々な現象があることが語られていますが、今日はその中でも31節に注目したいと思います。

たとえ天地が滅び去り、すべてが無くなったとしても、決して滅びないものがあります。それが神のみことばです。

みことばの特徴をいくつか見てみたいと思います。

(1)神である

「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」(ヨハネの福音書1:1)

ことばは神であります。神がこの天地を創造されました。それであれば、神ご自身が滅びるということはありえません。それゆえに、みことばは決して滅びることはありません。

(2)光である

「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇119:105)

みことばは光です。ヨハネの福音書1章5節には「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」とあります。どんな大きな暗闇も僅かな光に負けてしまいます。黙示録の最後では、光が満ち溢れ、夜もなくなると書かれています。(黙示録21:23~25)

(3)たましいを救う

「ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを、すなおに受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。」(ヤコブ1:21)

私たちを救いにみちびくのは唯一、イエス・キリストのみことばです。この方を通してでなければ永遠のいのちに入ることはできません。

(4)育成し、御国を継がせる

「いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。」(使徒20:32)

みことばは私たちを洗いきよめ、この世の考えから神の国の考えへと変革させ、私たちの内なる人を成長させ、しみも傷もない聖いキリストの花嫁として完成させます。それゆえに、御国を受け継ぐことができます。この御国は決して滅びることのない永遠の世界です。

(5)私たちのそばにある

「まことに、みことばは、あなたのごく身近にあり、あなたの口にあり、あなたの心にあって、あなたはこれを行うことができる。」(申命記30:14)

このみことばは遠くにあるのではなく、私たちの身近にあり、口にあり、私たちの心にあります。天の御国はあそこでもここでもなく、私たちのただ中にあるのです。(ルカ17:21)

しかも、みことばを行うことができると書かれています。ヤコブの手紙1章22節には「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。」とあります。山上の垂訓の締めくくりでも、みことばを聞いて行うか、行わないかで区別されることが書かれています。

その他にも聖書すべてがみことばについて書いているのですが、これらからわかることは、終わりの時代には結局、みことばしかないと言うことです。

終わりの時代には社会もお金も地位も仕事も、神様以外の何にも信頼を置くことができません。ただ神のみことばにより頼むしか本当の平安(シャローム)はないのです。

■A:考えてみよう
世の終わりは必ずやってきます。それに備え、あなたは何を実際的・具体的にしているでしょうか?

マルコの13章35節には「だから、目をさましていなさい。家の主人がいつ帰って来るか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、わからないからです。」と書かれています。いつ、そのときが来るかは天の父以外、誰も知りません。しかし、ここにヒントがあります。

「夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か」

これはイエス様の時代に夜を指す時間です。夜の12時間を3時間づつで区分してます。つまり、ここから主人が帰って来るのは昼ではなく、夜であるということを受け取ることができます。

夜は眠たいです。一日の疲れが溜まっています。しかし、みことばはその時にこそ、目を覚ませと言っています。(といっても、これは霊的な意味でなので、夜はしっかり睡眠を取られてください。もちろん、導かれるなら共に眠りを捧げて朝まで徹夜の祈りを捧げましょう!)

生ぬるい霊的な暗闇に打ち勝ち、いつも目を覚ますにはみことばと御霊によらなければいけません。そして、みことばをただ単に機械的に読むのではなく、ひとことひとことを神であると認識し、みことばに誉れを置き、恐れおののきつつみことばを受け取り、みことばを心に刻んでいきましょう。

そして、聞くだけのものではなく、みことばを実行する人へと変えられていきましょう。

神のことばは決して滅びることはありません。それであれば、私たちがみことばの人となったらどうでしょうか。自我に死に、みことばが私たちと一体となるなら、どんな嵐が来ても、世の終わりがやってきても、何も恐れることはありません。

さあ、目を覚ますためにあなたが今日から実際的に行動できることは何でしょうか。時間をとって、真剣に考えて、早速実行しましょう。

■P:祈り
愛する天のお父さん、被造物である私たちに、造り主であるあなたからいのちのみことばをいただけていることを心から感謝します。今日、改めてみことばの大切さを知ることができました。みことばは例外なく私の中で最優先事項であり、最も大切なものであります。
それなのに、このみことばを後回しにして、自分の楽しみ、自分が生きていくことに目を向けていたことを赦してください。「イエス様が一番です」と口では告白しながら、行動が伴っていなかったことを心から悔い改めます。
みことばだけが私のたましいを救うことができます。どうか知恵と啓示の御霊が臨んでくださり、わたしにみことばの悟りを与えてください。みことばによって今日もわたしをさばいてください。
世の終わりが来たときに後悔する生き方ではなく、今からみことばと一体となることを求め、日々救いの達成に努めることができるよう助け、導いてください。
家にいるときも、道を歩くときにも、寝るときにも起きるときにも、いつもこの口にみことばを置くことができますように。
唯一の救い主なる愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しゅん 】

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