■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第一9章2節

★キシュにはひとりの息子がいて、その名をサウルと言った。彼は美しい若い男で、イスラエル人の中で彼より美しい者はいなかった。彼は民のだれよりも、肩から上だけ高かった。

■O:今日のコラム
サウルは、誰よりも美しく、立派な見た目を持っていました。彼を見ると人々は「この者こそ王としてふさわしい」と認めました。人の願望から生まれた王、それがサウルです。サウルという名、自体が「願望」という意味です。そして彼はこの名の通り、人々の願望に振りまわされる人生を送ることになります。

私たちは、人を無視して良いのではありません。人を尊敬し、誠実を尽くすべきです。しかし人からの評価のために、人からの称賛や名声のために生きるべきではありません。それは最初は上手くいくこともあるのですが、後々自分にとってプレッシャーとなり、自分を窮地に追い込む材料になります。サウルは、どこまでも人からどう見えるか?人がどう自分を評価しているか?にフォーカスしていました。

だからサムエルがなかなか来ないで、自分が祭壇にいけにえを捧げてしまった事件の時にも、人々の様子を気にして捧げたのです。またその後でサムエルにその事を責められた時にも、「人々の前で面子を保つために私といてくれ」とサムエルに頼みました。ダビデに対して敵意を持つことも、人々の評価「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った」がきっかけでした。サタンはサウルのこの罪の性質を用いて、サウルを苦しめたのです。

「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。支配者の顔色をうかがう者は多い。しかし人をさばくのは主である。」(箴言29:25~26)

人からの評価、人の願望によって行動するのではなく、神の評価、神の願いのために生きるのです。そこには解放があり、自由があります。人の評価は絶えず変化し、アップダウンします。人の評価に生きると、私たちの心もジェットコースターのようにアップダウンし疲弊していきます。

神の基準はいつも安定していて、神に評価されることは永遠に残るものです。主は、水一杯を施すことにも、人に笑顔でする挨拶の一つにも報いをお忘れになられません。神を愛し、愛によって行動しましょう。愛は決して絶えることはありません。愛によって生み出されるものは、事をなさずに無駄に終わることはないと信じます。

サウルの後に立ったダビデは、素晴らしい王でした。ダビデという名には「愛される」という意味があります。ダビデは神に愛された王でした。その愛に応えて神の愛に心の動機を持つ者は、良い王としてこの地に平和をつくりだす神の子供となることを信じます。神の力、神の愛によって生み出されるものが重要なのです。

「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」(ヨハネ1:12~13)

■A:考えてみよう
人を尊敬し誠実を尽くすことと、人の顔色をうかがわず神の御顔をうかがうことの両方を握る生き方を学ぼう。

■P:祈り
主よ。あなたこそ恐れられる方です。人を恐れるとわなに落ちるとあります。人を恐れて行動していることがあるならお示しください。それを悔い改めて愛によって生きることができるようにさせてくださる主を褒め称え、感謝を捧げます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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