■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの黙示録12章14節

★しかし、女は大鷲の翼を二つ与えられた。自分の場所である荒野に飛んで行って、そこで一時と二時と半時の間、蛇の前をのがれて養われるためであった。

■O:今日のコラム
黙示録は過去のこと、現在のこと、未来のこととして読むことが出来ます。聖書の御言葉は繰り返し成就しますので、どの箇所からでも現在の霊的な教訓として御言葉を受け取ることが出来ます。今日この黙示録12章を現在の聖徒たちに対する霊的教訓として受け取りたいと願います。

黙示録のテーマの一つは「女たちの戦い」です。黙示録には二種類の女が登場し、一つは神の約束の民、教会、イスラエルを意味する「主の花嫁」、もう一つは汚れと罪に満ち、この世のバビロンの文化に属する「大淫婦」です。

大淫婦はこの世の贅沢の限りを尽くし、繁栄と罪と暴虐に酔っ払い、華やかな場所に居ることを求めます(黙示録17~18章 参照)。しかし、対照的に花嫁なる教会の居るべき場所は簡素で何もない「荒野」です。上記の14節の御言葉には「自分の場所である荒野」と記されており、荒野でこそ花嫁なる教会は守られ、主からの養いを受けることが出来るのです。

「荒野」はヘブル語ではミッダバール「主のことばがある場所」という意味です。イエス様もこの地上で父なる神の心をおこなうために、あらゆる時に一人で「さびしい場所」すなわち「荒野」に行って祈り、父なる神の御声を聞いておられました。

しかし、今の時代の教会は「荒野」が好きではなく、この世の成功と繁栄と名声を追い求めています。もちろん私たちたちの主は、神の国の繁栄と豊かさを与えて下さるお方であり、私たちはこの主にあって満ち満ちて生きることが出来るのです。

しかし、聖書の御言葉を見る時、全ての祝福と繁栄には条件があり「あなたが私のことば(御言葉)に聞き従うなら。」と書かれています。最も偉大な祝福は、物質で満たされることではなく、主の御声を聞き、それに従うことの出来る霊的に開かれた耳を持つようになることです。そのような開かれた耳、割礼を受けた耳は、荒野の中で養われるのです。

主の御言葉や臨在を抜きにした繁栄は「大淫婦」の居る場所であることを覚え、進んで荒野に行きましょう。聖書の御言葉を朗読し、祈り、主を礼拝する時間を生活の中で持つ時、始め無駄な時間を過ごしているように感じるかもしれません。「荒野」の中に居るように感じ、集中出来ず落ち着かないかもしれません。しかし、その場所で主は日々、私たちと新たに出会い、私たちに語りかけ、私たちを養い導いて下さいます。

最終的に黙示録19章において、新約聖書においては初めての「ハレルヤ」という歓喜の賛美が登場します。天の御使いは二つのことに対して「ハレルヤ」と叫びます。一つは大淫婦が裁かれたこと(黙示録19章1:~3節 参照)、もう一つの「ハレルヤ」という天が揺れ動く程の喜びの叫びは、花嫁の用意が出来、子羊との婚姻の時が来たことについてです(黙示録19章6~8節 参照)。

荒野に行く生活には驚くべき永遠の報いが用意されていることを覚えて、日々、御霊により花嫁として整えられて行くことを追い求めてまいりましょう。

■A:考えてみよう
今日、時間を区別して、祈りと御言葉の朗読に取り組み、進んで荒野に向かい、主の御声に聞き従うことを願い求めましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

カテゴリー: マナメール

オンライン献金はこちらから。

大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。

オンラインサポートの手順

一つのコメント


  1. アカシア より:

    今の時代の教会は「荒野」が好きではなく、この世の成功と繁栄と名声を追い求めています。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    そうですね。耳が痛いです。
    主がいるところこそ一番素晴らしいです。
    肝に銘じなければなりませんね。
    この世の成功、名声、娯楽などに心を置かないように、本当の目標を失わないように、神様助けてください。

  • 最近のコメント

  • 新宿シャローム教会 大久保会堂


    〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
    TEL 03-3371-7558
  • アーカイブ

  • カテゴリー