■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの黙示録11章1~2節

★それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と祭壇と、また、そこで礼拝している人を測れ。聖所の外の庭は、異邦人に与えられているゆえ、そのままに差し置きなさい。測ってはいけない。彼らは聖なる都を四十二か月の間踏みにじる。

■O:今日のコラム
黙示録の中にはたくさんのさばきが出てきます。この裁きの構造を知ると、全体がわかりやすくなると思います。大きく分類すると「7つの封印のさばき」「7つのラッパのさばき」「7つの鉢のさばき」があります。その構造は次のようになっています。

「7つの封印のさばき」第一の封印(6:1)、第二の封印(6:3)、第三の封印(6:5)、第四の封印(6:7)、第五の封印(6:9)、第六の封印(6:12)、第七の封印(8:1)

この第七の封印の中に「7つのラッパのさばき」があります。これは、全地の三分の一が対象のさばきです。

「7つのラッパのさばき」第一のラッパ(8:7)、第二のラッパ(8:8)、第三のラッパ(8:10)、第四のラッパ(8:12)、第五のラッパ(9:1)、第六のラッパ(9:15)、第七のラッパ(11:15)

この第七のラッパの中にさらに「7つの鉢のさばき」があります。これは、全世界に及ぶものです。

「7つの鉢のさばき」第一の鉢(16:2)、第二の鉢(16:3)、第三の鉢(16:4)、第四の鉢(16:8)、第五の鉢(16:10)、第六の鉢(16:12)、第七の鉢(16:17)

このように、最後の裁きに入れ子の構造になっているので、少し複雑に見えるかもしれませんが、この構造を理解すると、理解の助けになると思います。今日の聖書の聖書の箇所は、この中で第七のラッパのさばきのあたりに位置するものです。

ここでは、使徒ヨハネに杖のような測りざおが与えられます。それは原文では「葦のようなもの」と書かれています。これで「聖所と祭壇と、礼拝している人を測れ」と言われます。祭壇とは聖所の外庭にある全焼のいけにえの祭壇ではなく、聖所の中にある香の壇を意味します。香の壇は祈りを意味します(黙示録8:4)。礼拝所と礼拝している人々が同じ測りざおで測られます。

続く2節では聖所の外庭は測るなと命じられています。ここは異邦人に与えられていると書かれています。確かに、イエス様の時代の神殿では、ユダヤ人だけでなく、すべての民が祈ることができました。

「また、主に連なって主に仕え、主の名を愛して、そのしもべとなった外国人がみな、安息日を守ってこれを汚さず、わたしの契約を堅く保つなら、わたしは彼らを、わたしの聖なる山に連れて行き、わたしの祈りの家で彼らを楽しませる。彼らの全焼のいけにえやその他のいけにえは、わたしの祭壇の上で受け入れられる。わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれるからだ。」(イザヤ書56:6~7)

しかし、異邦人は外庭までしか入れなかったようです。この外庭で、人々は両替をしたり、鳩を売ったりして商売の場所にしていました。

「宮に入られたイエスは、商売人たちを追い出し始め、こう言われた。「『わたしの家は、祈りの家でなければならない』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にした。』」(ルカ19:45~46)

話を黙示録に戻しますが、なぜ、外庭は測る必要がなかったのでしょうか。それは、すでにこの時には教会は天に引き上げられているからです。残された異邦人、つまり神を信じない異邦人が四十二ヶ月間、つまり三年半の間これを踏みにじります。

このあと二人の預言者が現れ、そして反キリストが姿を表していきます。

■A:考えてみよう
黙示録に書かれていることはすべて、必ず起こることです。では、今日の箇所は私たち、イエス様を信じる異邦人には無関係のなのでしょうか。この箇所をどのようにとらえればいいのでしょうか。

私は、異邦人の完成の時まで覆いがかけられているイスラエルの人々が、一人でも多く永遠のいのちを持つことができるため、日々主に祈ることがこの箇所の答えだと感じます。昔から主はイスラエルの人々に、悔い改め、神に立ち返るよう促しますが、多くのイスラエルの人々はその声に聞き従おうとしません。

しかし、彼らこそ神の祝福を一番に受けるはずの選ばれた民族です。彼らがイエス様を自分の救い主として受け入れるにはどうすればいいか、あなたが神様から受け取ったことを実行できるよう考えてみましょう。

■P:祈り
愛する天のお父さん、はじめであり終わりであるあなたを褒め称えます。神のことばは一つも地に落ちることがありません。黙示録に、また聖書に書かれているすべての事は成就します。すでに成就したものもありますし、まだ成就していないものもあります。
今日、特にイスラエルの人々を覚えて祈ります。どうか、彼らが一人でも多く、大艱難を通ることなく悔い改めへと導かれ、永遠のいのちを持つことができるように助けてください。
救いをもたらすことができるのは唯一あなただけです。みことばなる主、どうか今日、イスラエルの人々がみことばを朗読するとき、その中から道であり真理でありいのちであられるイェシュア・ハ・マシアフ(イエス・キリスト)ご自身が彼らに語りかけてくださいますように。
教会とイスラエルがともに花嫁として主の御前に立つことができる日を切に待ち望みます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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