■S:今日の聖書の言葉
詩篇110篇3節

★あなたの民は、あなたの戦いの日に、聖なる飾り物を着けて、夜明け前から喜んで仕える。あなたの若者は、あなたにとっては、朝露のようだ。

■O:今日のコラム
私たちはこの詩篇に記されているような祭司となりましょう。主の戦いの日に、聖なる飾り物を付けて喜んで仕える者です。聖なる飾り物とは、大祭司に与えられる物ですが、これは神の武具のことです。
 
エペソ6章では、義(正義とも訳せます)の胸当てとありますが、これは大祭司の付けている12個の宝石がついたさばき(正義とも訳せます)の胸当てなのです。御言葉の剣も、長い剣をイメージするかもしれませんが、この剣という語は短剣を指す語で、祭司がいけにえを切り分けるための剣です。御言葉の剣はまず自分の肉を切り分けて捧げるために用いられる物なのです。

「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。」(へブル4:12)

神の武具を身に着けるためには、戦う決意が必要です(第一ペテロ4:1)。この戦いは主の戦いであって、私たちの力によるのではないのですが、私たちもともに参戦することを主は望んでおられます。そのように主とともに戦う者に、主は必ず勝利を与えてくださいます。そして私たちは圧倒的な勝利者となるのです。
 
勝利によって私たちは新しい創造のわざを受け取ります。それはイエス様の御姿が自分の内に形造られることです。ここではそれを若者と表現しています。朝露とは御言葉のことなのです。天から降ってきたマナは、朝露とともに降りてきました。そしてその実体、天からのパンの本質はイエス様なのです。
 
戦いの中で重要なことは、主の前に完全に屈服した、ひれ伏した生き様です。

「二十四人の長老は御座に着いている方の御前にひれ伏して、永遠に生きておられる方を拝み、自分の冠を御座の前に投げ出して言った。『主よ。われらの神よ。あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。』」(黙示録4:10~11)

この聖句では、私たちは創造され、また創造されると言っています。つまり新しい創造のわざを受け取って主に栄光、誉れをお返しするのです。

■A:考えてみよう
神と一対一で、また集会の中で、ひれ伏した礼拝(もともと礼拝という語は「ひれ伏す」という語なのです)が解き放たれますように。

また私たちの生き様が、完全に主に屈服した、まるで立って行動しながら心でひれ伏して生きているかのようになっていけますように。

■P:祈り
主よ。御前にひれ伏し栄光の主をあがめます。私の地上での歩みのすべても、あなたの御前にひれ伏して捧げる礼拝となりますように。新しい創造のわざをお与えくださいますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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