■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書19章6節

★祭司長たちや役人たちはイエスを見ると、激しく叫んで、「十字架につけろ。十字架につけろ」と言った。ピラトは彼らに言った。「あなたがたがこの人を引き取り、十字架につけなさい。私はこの人には罪を認めません。」

■O:今日のコラム
イエス様を殺すために怒り狂ったのは、異邦人ではなくユダヤ人でした。御言葉は、兄弟を愛するよう命じていますが、彼らは自分たちの長子であるイエス様を殺してしまったのです。イエス様が初臨されたときにそうであるなら、再臨のときにも、イエス様に似た者とされている兄弟に対する愛が冷え、憎しみが表れ、敵対心が現れるでしょう。

最初のアダムの子孫、カインとアベルとの間に人類初の殺人が起きてしまったように、最後にも兄弟の間には争いが起こるとイエス様はマタイの24章で語っておられます。しかし同時期に、激しく情熱的な神の愛が、それにまさって教会に見られるようになるのです。私たちは、熱心に愛し合う、赦し合う存在とますますなっていきましょう。信じる者によってその恵みは受け取られていきます。

殺人なんてするはずが、と思われる方もおられるでしょう。しかし、マタイ5章21~22節を見ると兄弟に敵対心を抱くなら殺人の罪であると理解することができます。私たちには、嫌いな人、どうしても敵対心を持ってしまう人がいるかもしれません。しかし、敵意や隔ての壁はキリストの体によって、その十字架のみわざによって廃棄されたのです!人との適切な関係には、嫌悪や拒絶はありません。

彼らが敵対心を持ち、イエス様を十字架に付けたのは苦い妬みからでした。カインがアベルに敵対心を抱いたのは何故でしょう?それも苦い妬みからです。カインに対して主が、罪は戸口で待ち伏せている、しかしあなたはそれを治めなければなりませんと言われたのを忘れてはなりません。私たちが純真な者、偽りのない者として歩むためには、苦い妬みと敵対心をきちんと取り扱っていかなくてはなりません。

「しかし、もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります。そのような知恵は、上から来たものではなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです。ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行いがあるからです。」(ヤコブ3:14~16)

■A:考えてみよう
苦い妬みと敵対心を捨てる決心をしましょう。そのために祈り、示されるものを感じる度に悔い改め、また人々の中に飛び込んでいくのです。これを何度も繰り返すことになるでしょう。

しかし必ず変わります。主は私たちを造り変えることがお出来になるのです。人は罪に死んで生まれ変わるたびに新しく神の国を見るのです。

■P:祈り
主よ。あなたを十字架につけた苦い妬みと敵対心を捨てます。偽り者となりたくありません。あなたに敵対する者になりたくありません。あなたの一部となりたいのです。私の中にある苦い妬みと敵対心を示してください。それを十字架につけて手放していきます。純真にあなたを愛する者とならせてください。あなたを愛する愛で人々を愛する者とならせてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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