■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書13章34節

★あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。

■O:今日のコラム
イエス様は、十字架に架かる前の過越の食事の中で、ご自身の遺言とも言える御言葉を弟子たちに残しました。弟子たちに、また全てのクリスチャンに伝えたかったことがこの御言葉です。イエス様の心からの願いがこの御言葉に込められています。

「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)

イエス様の関心ごとは、地上に残された私たちが互いに愛し合うことにあります。どのようにして愛し合えば良いのか?イエス様は分かり易いように模範を示してくださいました。それは、師であるイエス様が弟子たちの足を洗ったということです。

本来ならば、弟子がイエス様にすべき行為でした。しかし、師であるイエス様がへりくだり、仕えるという模範を示してくださったのです。私たちも神の家族の間で、お互いの足についた汚れを洗い合うときに、互いに愛し合うという命令が全うされると言えます。

当時、裸足にサンダルという文化の中で1日を過ごしていたので、足は最も汚れが付き汚い場所でした。足を洗う仕事はしもべが主人に対してする仕事だったのです。足についた汚れとは、霊的に見るならば、救われても尚やってくる私たちの罪、弱さ、失敗、未熟さ、そのようなものであると言えます。

教会の神の家族の間で、そのような弱さが目に見えたときに、私たちはどう対応するでしょうか?第一コリント13章に書かれている愛の性質には、その人の弱さを覆う側面があることに気づきます。兄弟姉妹の失敗や弱さを目にしたときに、批判したり、裁くのではなく、優しく覆ってあげることが大切です。

教会には本当に様々な背景の人がいます。愛し易い人もいれば、自分の性格に合わず、苦手な人がいることも事実です。しかし、教会の中でどんな兄弟姉妹とも互いに愛し合うのは神様の命令なのです。

最も難しい命令ですが、一番重要なのは、自分自身が変わらなければならないということです。周りの兄弟姉妹が変わることを望むのではなく、自分自身がイエス様のようにへりくだりの心を持つことが大切なのです。

このことの為には訓練が必要です。師であるイエス様のようになる為には1日にしては成れません。葛藤し、日々祈りながら聖霊様が兄弟姉妹を実際的な行いを持って愛する力を与えてくださるのです。ヨハネは手紙の中でこの御言葉を残しています。

「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません。神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています。」(第一ヨハネ4:20~21)

この御言葉を見るならば、神を愛することと、兄弟姉妹を愛することは等しいこととして書かれています。

なぜ、兄弟姉妹を愛さなければならないのでしょうか?それは、神様がその兄弟姉妹を愛しておられるからです。神様が愛している兄弟姉妹を、私たちが愛さないならば、神様の御心に反し、神様に敵対してしまうことになるのです。また、その兄弟姉妹の内には、神様がねたむ程に愛しておられる聖霊様がおられるからです。

兄弟姉妹を愛さないということは、間接的にその人の内におられる聖霊様をも愛さないことに繋がるのです。これは、本当に恐ろしいことです。ですから、自分の教会に共に置かれている神の家族、兄弟姉妹の存在に感謝しましょう。

周りにこのような神の家族がいなければ「互いに愛し合いなさい」という御言葉そのものを実行する機会が無くなってしまい、神の栄光が現れることが無くなってしまうのです。教会の中で私たちが互いに愛し合うときに、神様は栄光をお受けになるからです。

どんな教会でも、愛することが難しい人は必ずいるものです。そのような方は自分自身を成長させて下さる為の貴重な存在なのです。そのような人を通して、へりくだりと愛を学ぶ訓練となっていきます。

難しい環境の中で、神様は内なる人をイエス様の似姿に成長させる為の訓練をしてくださっているのです。今の置かれている教会に感謝し、全ての兄弟姉妹の存在に感謝し、残りの人生をイエス様の為に生きていきたいと思います。

今日も1日、皆様の上にイエスキリストの豊かな恵みがありますようにお祈りします。

■A:考えてみよう
私たちにとって、愛を実践することが難しいと感じる人はいるでしょうか?もし、いるならばその人は神様が置いてくれた特別な人です。その人が変わるのではなく、その人を通して自分自身が取り扱われることを求めていきましょう。

また、その人の存在を感謝し、その人の為に祝福の祈りをしていきましょう。

■P:祈り
天のお父様、御名を賛美します!今日も1日、神様の御心の中を歩んでいくことができるように助けてください。
特に、教会の兄弟姉妹の存在に感謝し、愛するということを具体的な行いを持って実践することができるように助けてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あきひろ 】

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