■S:今日の聖書の言葉
士師記5章31節

★主よ。あなたの敵はみな滅び、主を愛する者は、力強く日がさし出るようにしてください。

■O:今日のコラム
今日の御言葉にあるように、私たちの心のうちにある主に勝ち取られていない領域、罪と肉の性質に占領されている部分、主の似姿に造り変えられていない部分がみな滅び、主を愛する者へと今日も主が私たちの心を造り変えてくださいますように。

私が衰え私のうちで主が盛んになることを願い、どの状況においても日々自分の心が造り変えられることを求め続け、主に愛され選ばれた者である神の子としてのアイデンティティーを握り続け、日々の中で持てる時間を祈りと御言葉の朗読のために聖別してささげ、主との親密な時間を日々持ち続けたいと心から願います。

ますます主を愛する者へと自分の心が造り変えられ、イエス様の似姿へと造り変えられ続けるために必要なことを今日の通読箇所である、士師記6章からも少し見ていきたいと思います。

(1)どの状況においても、自分の心が変えられることを求め続けること

イスラエルが主に助けを叫び求めたとき(士師記6:7)、主はすぐに士師を送って助けることをせず、預言者を彼らに遣わして、主に従って来なかったことを伝えました。私たちを愛する主は、私たちの状況を変えるよりも、私たちを悔い改めに導き、私たちの心を変えたいと思っておられます。

主の慈愛によって、聖霊様が私たちに罪について悟らせてくださり、日々悔い改めることができるこの恵みを今一度感謝したいと思います。そして、どのような状況に置かれても、たとえ理不尽だと思える状況であっても、自分の心が変えられることを願い求め続け、主の十字架の道を歩む者でありたいと願います。

(2)自分の今の状態ではなく、イエス様だけを見続けること

悔い改めの中で自分のうちにある主に従わない性質、罪の性質を思い知らされるときも、主が私たちをどう見ているかを握り、主にある私たちのアイデンティティーを持ち続けていく必要があります。

主の使いがギデオンに現れてギデオンを召すとき、「酒ぶねの中で小麦を打っていた。(士師記6:12)」と書かれています。しかし普通は、小麦の脱穀は打ち場で行われます。ギデオンのこの行為は、収穫がとても少なかったということと、収穫を略奪する者を恐れて隠れて小麦を打つ臆病さ、恐れを表わしています。

しかし、人を恐れていた小心者のギデオンに対し、主は「勇士よ」と語りかけました。ギデオンは後に主により頼み勝利を得ていく勇士に変えられていきましたが、主は当時のギデオンの姿ではなく、主が召しているギデオンの姿、ギデオンの今後、主にある真のアイデンティティーを見ておられたのです。

主は私たちのことも、私たちの今の状況や状態ではなく、主が私たちに用意した私たちの将来、主にあって私たちがどのような者になっていくのかを見ておられる方です。

私たちの内なる人が変えられるのは時間がかかり、時には自分の罪や肉の性質に対して勝利が見えないと思うような時もあるかもしれません。しかし、神の子である私たちは主にあって「勇士」で、圧倒的な勝利者です。

主が私をどのように見ておられるのか、主にあって自分が何者なのか、また主の約束と、自分はイエス様の似姿に変えられていく者であるということを握り続けていきましょう。天のお父さんが私たちをイエス様を通して見ておられるように、私たちもイエス様を見続けていきましょう。

(3)自ら進んでささげること

主を愛する愛を動機として、真の悔い改め、方向転換へと日々導かれていくには、主と親密な時間を過ごし主の御声を聞くために、信仰を持って自分の時間を捧げていく必要があります。

主の使いがギデオンに現れ、主がギデオンに語りかけた時、ギデオンは一匹のやぎの子を料理し、一エパの粉で種を入れないパンを作ってささげました(士師記6:19)。一エパは約22Lなので、乏しい時にささげるにはかなりの量を信仰を持ってささげたのだと思います。

私たちも忙しい日々の歩みにおいて、仕事や家事、育児、学業などをする中で1日の間で持てる時間が限られていると思います。しかし、ギデオンが乏しい中でも一エパと子ヤギ一匹をささげたように、日々の限られた時間の中で、祈りの中で主との親密な交わりをするために、御声を聞くために、御言葉を読み受け取るために、持てる時間を信仰を持って聖別して、主にささげ続けていきましょう。

「イスラエルで髪の毛を乱すとき、民が進んで身をささげるとき、主をほめたたえよ。」(士師記5章2節)

「髪の毛を乱すとき」とありますが、当時戦争に行く兵士は髪を剃らない習慣があったようです。この髪を剃らない行為は、主に対する完全な献身をあらわし、民数記6章では自ら進んで主のものとして聖別されるために身をささげることの主への誓いであることが書かれています。

どの仕事をしていても、私たちは皆、献身者として召されています。主に献身する者として、自ら進んで自分の時間、手足、自分自身を神にささげていきましょう。

■A:考えてみよう
(1)どのような状況においても、状況ではなく、自分の心が変えられることを願い求め続け、主の十字架の道を歩むことができるように祈りましょう。

(2)主が自分を見ておられるように、自分のアイデンティティを握れているか確認しましょう。自分の今の状態ではなく、イエス様だけを見続けることができるように、自分の目が開かれるために、自分の目に血潮を宣言しましょう。また、主が自分をどう見ておられるか、祈りの中で、御言葉を朗読する中で、主から受け取りましょう。

(3)信仰をもって、自ら進んで、喜びをもって、自分の時間、自分の持てるものを主にささげましょう。

■P:祈り
私の心のうちにある主に勝ち取られていない領域、罪と肉の性質、敵の偽りに占領されている部分がみな滅び、主を愛する者として今日も私の心を変えて、イエス様の似姿に造り変えてください。私が衰え主が盛んになりますように。今日も私の前に愛する主を置きます。私の手足と私自身をあなたにささげます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ありさ 】

カテゴリー: マナメール

オンライン献金はこちらから。

大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。

オンラインサポートの手順

Comments are closed.

  • 最近のコメント

  • 新宿シャローム教会 大久保会堂


    〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
    TEL 03-3371-7558
  • アーカイブ

  • カテゴリー