■S:今日の聖書の言葉
詩篇8篇5~7節

★なんと幸いなことでしょう。その力が、あなたにあり、その心の中にシオンへの大路のある人は。彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所とします。初めの雨もまたそこを祝福でおおいます。彼らは、力から力へと進み、シオンにおいて、神の御前に現れます。

■O:今日のコラム
大きな励ましと力を受け取るみことばです!私自身、涙の時、葛藤する時、この箇所を握り祈ってきました。「辛くても主が乗り越えさせてくださる!すべてが益にされるから前を向こう!」と考えていたことを思い出します。たしかに主がみことばをもって今日までも支えて下さったことに心から感謝いたします。

しかし、今回この箇所を握って祈る中で、神様が深く教えてくださっていることの一つは、「神様が涙の谷を通してでも与えたいと思ってるものは何なのか?また、何によって奮い立つのか。」ということです。

自分にとって、試練と思える時、このマイナスをプラスにかえてみせる!この気持ちをバネにして乗り越える!という前向きな意識は、素晴らしい姿勢のように思えます。しかし、失敗や苦しみ、自分の感情を力として、奮い立つという考えならば、結局残るものは、自分の成功、繁栄という結果となってしまうことがあることを覚えます。このような前向きな考えは、聖書を読まなくても、ベストセラーの本の中、世の中でも言われる考え方ではないでしょうか。

失敗や苦しみの先に、私たちが考えるような成功を得ることが本当の祝福でしょうか。

主が涙の谷を通してでも与えたいと願ってくださる祝福とはなんでしょうか。私たちを愛してやまない神様が、神様の子どもが苦しむことをゆるしてでも与えたいと思っておられることはなんでしょうか。

それは今日の箇所にある、そこを泉のわく所としてくださる(みことばで満ちたらせる)ということではないでしょうか。

しかし、その祝福でなく、私たちは、目にみえる回復や、前進を祝福ととらえやすいことを思わされます。もちろん神様は良いお方で、V字回復を与えてくださる方で、実際的にも祝福を与えてくださるお方です!けれども、よくよく考えてみると、苦しんで、砕かれて、でもその結ぶ結果が私たちが栄えるということなら、この世では成功、回復…、でも、本当は苦しみ損なのではないかと考えました。

私たちが考えるような成功を得ること以上に、みことばで満ちるという真の幸いを主が与えようとしてくださるのです。

「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。」(詩篇119:71)

今日の箇所はなんと幸いなことでしょうから始まる箇所です。主を力とし、主のみことばで満ちるものを主はなんと幸いなことだ!とおっしゃるのです。ですから、自分の努力、力、感情を力とする者でなく、主の力に完全に主権を認め続けたいと願います。

「主は私の力、私の盾。私の心は主に拠り頼み、私は助けられた。」(詩篇28:7a)

苦しみ、振るわれる中でみことばにより頼み、みことばに奮い立たされて、みことばなるイエス様が内で生きてくださるという祝福を相続していきたいと願います!

■A:考えてみよう
苦しみや、葛藤、理不尽なこと、失敗、、、自分にとってマイナスと思えるようなことがあると思います。それを何によって乗り越えようとしていますか?

もっと頑張ろう、悔しい気持ちをバネにしよう、、、など結局肉の力を頼り、自分が望む結果を求めている心が混ざってしまうことがあるのではないでしょうか。私自身のうちにはそのような弱さがあります。

しかし、その中で、自分が栄えるのでなく、自分が死に神様が生きる者へと造り変えられるチャンスです!!ですから、まずその痛みや葛藤を握りしめるのではなく、神様の御前に告白して、手放していく時間を持ちましょう。

また、主によって奮い立ち、みことばに生きる幸い、みことばによって治められる幸いを相続する者となることができるように祈り求めていきましょう。

「あの方は盛んになり私は衰えなければなりません。」(ヨハネ3:30)

「次のことばは信頼すべきことばです。「もし私たちが、彼とともに死んだのなら、彼とともに生きるようになる。もし耐え忍んでいるなら、彼とともに治めるようになる。もし彼を否んだなら、彼もまた私たちを否まれる。」(第2テモテ2:11~12)

■P:祈り

愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ゆうこ 】

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