■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの手紙第一3章8節、21~23節

★罪を犯している者は、悪魔から出た者です。悪魔は初めから罪を犯しているからです。神の子が現れたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです。

★愛する者たち。もし自分の心に責められなければ、大胆に神の御前に出ることができ、また求めるものは何でも神からいただくことができます。なぜなら、私たちが神の命令を守り、神に喜ばれることを行っているからです。神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに愛し合うことです。

■O:今日のコラム
悪魔の「しわざ」とは、悪魔のビジネス、仕事、従事していること、という意味です。悪魔は人殺しであり、偽るもの、惑わすもの、罪を犯すものです。つまり、その仕事とは、人を殺し、人を惑わし、人に罪を犯させることです。

この悪魔のビジネスを、打ちこわし、台無しにするために、現れてくださった神の子(フイオス=成長した息子、跡取り/単数)とは、イエス様です。

そして、神の子ども(テクノン=愛されている子ども、親に当たる人が自分に属するものとして愛している存在/複数形)とされ、キリストの体の一部とされた私たちも、成長して、キリストと共に働き、共に悪魔の仕事を打ちこわして行くようになる、という使命が与えられています。

「神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子ども(フイオス複数形)です。」(ローマ8:14)

私たちは、自分の使命、アイデンティティーは、ワーシップリーダーだ、とか、クリスチャンエンジニアだ、とか、クリスチャンビジネスマンだ、とか、自分が行う専門的な分野のことだけだと考えてしまうことがあるかもしれません。しかし、その前に、神様が御子の命と引き換えにしてでも手に入れたかったほど、ご自分のものにしたかった、御父に愛されている子どもであるというアイデンティティーがあります。

また、神を愛し、兄弟、隣人を愛すること、真理に従うことで、悪魔の仕事を打ち砕く、という成長した神の子としての使命があることを、思い出す必要があります。

「また求めるものは何でも神からいただくことができます。なぜなら、私たちが神の命令を守り、神に喜ばれることを行っているからです。」

私は大学を出たばかりの頃、中学校の教員をしていたことがありますが、初めて公立の学校で働き始めた時、仕事に必要なすべてのものが、文房具でも、教材でも、研究用の書籍でも、印刷用の紙でも、求めるだけで、必要なだけ、無償で(税金でまかなわれていたのですが)十分に与えられることに驚きました。

私たちが、この「愛する」「真理に生きる」というビジネスに従事する時も、必要なものは、すべて(物質的なものをはじめ、知恵や励まし、油注ぎや助けも)与えられるのです。日本政府より、もっと豊かで、確かな、天の父が、このビジネスの経営者だからです。

■A:考えてみよう
私は心に責められるところがあるだろうか。あったらどうしたら良いだろう。

イエス・キリストの名を信じ、互いに愛し合っているだろうか。

愛すること、真理に従うことによって、悪魔のビジネスを暴き、打ち砕いていくために、必要なすべてのものを、大胆に神の御前に出て求め、受け取っていこう。

■P:祈り
愛する父なる神様、イエス様が十字架で支払われた代価により、私があなたに「愛する私の子よ。」と呼んでいただいている、愛され喜ばれ受け入れられている、ということを、今日もう一度よく悟ることができるように助けてください。
愛されているだけでなく、その愛に応えて、主の命令に従って行くときに、悪魔のビジネスを打ちこわしていることを覚えて、今日も勇気を受けて愛していけるように真理に従って行けるように、助けてください。
今日も神の内にとどまることができますように。真理の御霊、知恵と啓示の御霊、助け主なる聖霊を豊かに注いで、これらのことを悟らせてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 とも子 】

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