■S:今日の聖書の言葉
ペテロの手紙第一1章13節
★ですから、あなたがたは、心を引き締め、身を慎み、イエス・キリストの現れのときあなたがたにもたらされる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。
■O:今日のコラム
私たちは今、恵みの時代に生きています。当たり前のように、旧約と新約を含む聖書を手にし、イエスキリストが約束されたメシヤであることを知ることができます。
しかし、旧約の時代はそうではありませんでした。10節を見ると、旧約時代の預言者たちは、将来現れるメシヤについて神様から啓示を受けました。彼らは将来のメシヤについての預言を受けただけで、その実現を彼らの時代には見ることができませんでした。
しかし、彼らは、将来に現れるはずのメシヤについて事細かく調べ、現代の新約の時代に生きる私たちの為に、神様の偉大なご計画を前持って告げ知らせてくれたのです。私たちは旧約の預言者たちが熱心に見たかったものを見ることができる時代に生きているのです。彼らが受けた啓示の答えがイエスキリストであるということを新約聖書を通して知ることができます。
12節には、天使たちもこの約束された「救い」について、「はっきりと見たい」と願っています。私たちに与えられた「救い」がどれ程素晴らしいものであるかを今一度吟味しましょう。
13節には大切なことが書かれてあります。
「心を引き締め、身を慎み、イエス・キリストの現れのときあなたがたにもたらされる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。」
イエス様の現れを私たちはどのように待ち望んでいるでしょうか?「心を引き締め、身を慎み・・・ひたすら待ち望みなさい」とあります。このことはまさに「祈りと御言葉の生活」を表しています。終わりの時代、目を覚まし、絶えず祈りつつ、イエス様の現れをひたすら待ち望むことが重要なことなのです。
イエス様は必ずこの地上に戻って来られます。心を引き締め、熱心にイエス様の現れを待ち望む者にとって、主の現れは喜びと歓喜の日になるでしょう。しかしながら、13節に書いてあることと真逆な生き方をしている者にとっては、恐るべき裁きのときになるのです。
17節にこのようにあります。
「また、人をそれぞれのわざに従って公平にさばかれる方を父と呼んでいるのなら、あなたがたが地上にしばらくとどまっている間の時を、恐れかしこんで過ごしなさい。」
天の父なる神は人のそれぞれの行いを公平にさばかれるお方です。罪に対しては決して妥協することはありません。私たちはこのお方を恐れて生きていかなければならないのです。地上での短い人生を罪の為に生きるのか?それとも神の為に聖い生き方を選ぶのか、私たちの選択に掛かっています。神様は目には見えませんが、今も生きておられ、この全地、全宇宙、万物をご支配しておられるお方なのです。
祈りの生活を送る上で大切なことは「正直さ」です。神様の前に何も隠すことは出来ません。祈りの中で正直に自分の罪、弱さを告白しましょう。自分の力では罪との戦いに勝利することが出来ないことを悟るとき、いよいよイエス様の十字架が私たちには必要であることが理解できるようになります。
どんな罪も十字架で流されたイエス様の血潮はきよめることが出来ます。私たちは、毎日罪を告白し、へりくだり主の前に出ていきましょう。そして、十字架の恵みを毎日体験して行きましょう。
感謝なことにイエスキリストを信じる私たちの内側には聖霊様がおられます。聖霊様が私たちの内なる人を造り変えてくださいます。聖霊様が内側に満ち溢れるように、絶えず聖霊様を歓迎していきましょう。
色々と見てきましたが、ペテロの手紙には、終わりの時代に生きる私たちがどのように目を覚まして生きていけば良いのかが詳しく書いてあります。この手紙をよく読み、そして祈り、終わりの時代において神様の御心を行う者となっていきましょう。
皆様の上に、今日も1日イエス様の豊かな恵みと祝福がありますようにお祈りします。
■A:考えてみよう
終わりの時代の生き方について、今一度ライフスタイルを見直してみましょう。
神様に喜ばれない生き方をしているのならば、熱心に悔い改めましょう。
イエス様はこのように言っておられます。
「狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこから入って行く者が多いのです。いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。」(マタイ7:13~14)
狭き門を通る生き方を選択し、「まれ」な者となっていきましょう。
■P:祈り
イエス様、御名を賛美します。自分の力では狭き門を通る生き方を選ぶことができません。聖霊様、あなたの力によって、狭き門を通る生き方をすることができるように恵みを注いでください。イエス様が十字架の道を通られたように、私も十字架の道を通る生き方をすることができますように。今日も1日、聖霊様あなたを歓迎します。
愛するイエスキリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あきひろ 】
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