■S:今日の聖書の言葉
テモテへの手紙第二3章15~17節

★また、幼いころから聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。

■O:今日のコラム
第二テモテ3章は終わりの時代に生きる私たちに重要なメッセージを伝えています。1~7節は終わりの日に人々が持つ罪の性質が記されているので聖書を開いて朗読して下さい。そして、そこに記されている御言葉を誰かに適用し、人を裁くのではなく、自分自身がまさにその罪の性質を持った者であると認識し、悔い改めて祈ることが大切です。

終わりの時代に人々は二つの道に明確に分かれて行きます。終わりが近づけば近づくほどそれがますます極端な違いとなります。

一つの道は神よりも自分を愛し、自分の楽しみや願いを優先し、神を敬わず、主の御言葉や臨在を軽んじ、ますます自分の道を突き進んで行く人々の道です。もう一つの道は、神を愛し、主の臨在を尊び、御言葉を飢え渇いて求め、神を敬い、御霊に従い、自分よりも主の御心がなされることを切に追い求める人々の道です。

前に挙げたような自己中心の広い道ではなく、主イエスを中心とした狭い道を行く為に、1~7節を朗読して悔い改め、心の覆いを取り除いてから御言葉に目を向けて行くことが大切です。

15節には「聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。」と記されています。もちろん私たちは「イエスを私の主と告白する」信仰の祈りを通して救いを受けました。それはまるで母の胎に命がみごもったのと同じで、その生命は成長し、生み出され、また成熟して行く必要があります。御言葉は私たちの救いを成熟へと導く役割を果たします。

その為には、神の御霊によって記された御言葉により「教えと戒めと矯正と義の訓練」を受ける必要があります。生まれながらの肉の性質が変わるには時には痛みを味わうこともあり、また時間もかかるものです。しかし、御言葉を朗読し、祈り、それに従い生きることを通して日々一歩一歩、義の訓練を受け、主の似姿へと矯正されて行きます。

そして私たちは主の前に実を結ばない不毛の者ではなく、「神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となる」ことが出来るのです。

■A:考えてみよう
日々、御言葉の朗読と祈りの生活を持ち、御霊の助けの中で悔い改めの歩みをし、終わりの時代の備えをしてまいりましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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