■S:今日の聖書の言葉
イザヤ書58章12～14節
★あなたのうちのある者は、昔の廃墟を建て直し、あなたは古代の礎を築き直し、「破れを繕う者、市街を住めるように回復する者」と呼ばれよう。
もし、あなたが安息日に出歩くことをやめ、わたしの聖日に自分の好むことをせず、安息日を「喜びの日」と呼び、主の聖日を「はえある日」と呼び、これを尊んで旅をせず、自分の好むことを求めず、むだ口を慎むなら、そのとき、あなたは主をあなたの喜びとしよう。「わたしはあなたに地の高い所を踏み行かせ、あなたの父ヤコブのゆずりの地であなたを養う」と主の御口が語られたからである。
■O:今日のコラム
「昔の廃墟を建て直し」と聞くと、私たちはこの御言葉を思い出します。
「この後、わたしは帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。それは、残った人々、すなわち、わたしの名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。」（使徒15:16～17）
ダビデの幕屋が建て直されることは終わりの時代のしるしです。また異邦人の完成に関わってきます。ダビデの幕屋、全ての民の祈りの家、それは、異邦人教会の召しなのです。イザヤ書にはこうあります。
「また、主に連なって主に仕え、主の名を愛して、そのしもべとなった外国人がみな、安息日を守ってこれを汚さず、わたしの契約を堅く保つなら、わたしは彼らを、わたしの聖なる山に連れて行き、わたしの祈りの家で彼らを楽しませる。彼らの全焼のいけにえやその他のいけにえは、わたしの祭壇の上で受け入れられる。わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれるからだ。－－イスラエルの散らされた者たちを集める神である主の御告げ－－わたしは、すでに集められた者たちに、さらに集めて加えよう。」（イザヤ56：6～8）
ダビデの幕屋、祈りの家の回復は、どちらもリバイバルに関わる御言葉です。そしてもう一つの共通する事柄があります。それは安息日を尊ぶということです。
6日働いて1日休むというサイクル（週休2日という人もおられるでしょうが）は主が定められたものです。そしてその安息日を尊び、主と過ごす日とすることは祈りの家、ダビデの幕屋にとって重要なことです。
日本人は休むことが下手である、とよく耳にします。2日間の休みに旅行をして、休むどころかかえって疲れ果てて月曜日を迎えることもあり得ます。また、ウイークデーのうちに溜まった仕事や家事をするのに休みの日の大半を使ってしまうということもあり得ます。しかし、しっかり休むことが新しい一歩を踏み出す力になるのです。
とどまって出て行くというサイクルは、クリスチャンにとって重要です。1日というサイクルにおいても、主の前にとどまってから1日を始めると最も効率が良いのです。それは一週間も同じです。
私の家では、安息日を月曜日としています。牧師にとって土曜や日曜は、責任が多く安息日とは呼びづらいです。そして、この記事を読んでいる皆さんには申し訳ないのですが、牧師は、月曜日が休みなのです。日曜に朝から晩まで家族で仕え、家に帰ってくると、心は喜びがありますが肉体は疲れていることもあります。それでも、日曜の夜のうちに洗濯物は必ずたたみ、洗い物は残さずし、翌日の安息日に持ち越さないようにします。この日は可能な限り何もせず（料理や買い物はしますが）過ごし、家庭礼拝をします。この日は家族にとって特別な日です。また、人には何もしないからこそ主に目を向けやすいという面があるのも事実です。
「安息日を聖とせよ」とは私たちにとって重要な命令なのです。努めて安息に入ることを命じられている私たちは、一週間のうちの安息においても努めて入るべきなのです。それは仕事を手を抜くことではなく、しっかりとやるべきことを6日のうちにやり終えるからこそ味わえるものです。OFFをしっかり持つとONにメリハリがつくのです。安息とはやるべきことをやってこそ入れるものです。主も全ての手のわざを終えてから安息に入られたのですから。
■A：考えてみよう
あなたにとっての安息日を持っているでしょうか？金曜の日没からというユダヤ式も良いでしょう。日曜日でも良いでしょう。それぞれ確信をもってその日を主に捧げましょう。
「ある日を、他の日に比べて、大事だと考える人もいますが、どの日も同じだと考える人もいます。それぞれ自分の心の中で確信を持ちなさい。日を守る人は、主のために守っています。食べる人は、主のために食べています。なぜなら、神に感謝しているからです。食べない人も、主のために食べないのであって、神に感謝しているのです。」（ローマ14：5～6）
■P：祈り
私たちとともに安息を過ごすことを楽しみにしておられる主よ。私たちもそのことを大切にします。この日を聖としあなたと過ごす特別な1日としてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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