新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
コロサイ人への手紙2章3節　

★このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。

9節

★キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。

■O:今日のコラム
「召し」という言葉を聞く時、多くの場合私たちは「牧師になる」とか「宣教師になる」、「ワーシップの働きをする」とか「ビジネスマンとして神の栄光をあらわす」と働きのことを指して言うことがあります。しかし、それらは全て地上での働きや役割であって、聖書が述べているクリスチャンとしての召しではありません。

ではクリスチャンとして私たちの召しは何なのでしょうか。それを明確に言うなら全てのクリスチャンが「キリストの似姿」へと回復することに召されています。

新約聖書の幾つもの書簡を読む時、初代教会の使徒やリーダーたちが教会をどこに導こうとしていたかが分かり、それは全ての聖徒が「キリストのご性質」を持つようになるために、彼らは祈り、御言葉を教え、その通りに生きることが出来るように奮闘していました。

初代教会の教えを受けた１～３世紀の時代、神を知らない人々が突然良い行いをしたり、良い人になったりすると「あなた、どこでクリスチャンと会ってきたの」と言われたのだそうです。それ程にクリスチャンが生き方を通してキリストの品性を世にあらわしていたのです。

現代に生きる私たちはどうでしょうか。素晴らしいあかしを語り、福音を伝えることは大切なことです。しかし、人々は私たちの語る言葉以上に私たちの生き方を見ています。私たちの人格の中にキリストの品性を見ることが出来るでしょうか。

もちろん「私は完璧に回復したキリストの形を持っている。」とは誰も言うことが出来ないでしょう。パウロでさえ人生の晩年にして「わたしはまだ完全ではない。」（ピリピ３：１２以降参照）と言っています。キリストの似姿を持つとは私たちが人生をかけて日々追い求めていかなければならない重要な課題です。

日々の生活で御霊の中で祈り、御霊と一致して歩みましょう。御言葉を黙想して主と一つ心になりましょう。またそれを実行に移していきましょう。その歩みをする内に私たちの内なる人は、一歩また一歩とキリストの似姿へと回復して行くのです。全ての目標、召し、満ち満ちた姿はイエス様ご自身の中にあります。日々このお方を一心に見つめて与えられた信仰の旅路を歩いてまいりましょう。

主イエスが再び戻って来られる時、キリストの満ち満ちた性質を持った者として主の御前に立つことが出来ますように。

■A：考えてみよう
今日の御言葉を朗読し、黙想しましょう。

3節「このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。」

9節「キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。」

■P：祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

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