■S:今日の聖書の言葉
エペソ人への手紙4章5節(イザヤ書47章)

★主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。

■O:今日のコラム
みなさんは「どこの教会に所属していますか?」と聞かれると、何と答えるでしょうか。
答えは全員一緒、「天の教会」となるはずです。
もちろん、私は地上では新宿シャローム教会というところに所属し、みなさんもそれぞれの教会に所属していると思います。
しかし、それはこの地上での一時的な姿であり、私たちは天にあるひとつの教会に所属していることを忘れてはいけません。

私たちは「一致が大切だ」ということで、様々なイベントを開催したりします。
そのこと自体はとても大切なことです。しかし、一番肝心なイエス様を抜きにして行われるイベントや教会行事ほど虚しいものはありません。
自分たちの楽しみだけのためにイベントを開催しているのであれば、私たちはよくよく注意しなければなりません。

「見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところに入って、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」(黙示録3:20)

私たちはキリストを頭としたひとつの体、共同体であります。
私たちが本当のキリストにある一致を保つのであれば、お互いを見る前にまずイエス様を熱心に求めることが大切です。
第一の戒めが全うされ、自分を愛し、隣人を愛するという第二の戒めに導かれます。

そのために必要なことは何でしょうか?
それは、今日のみことばの直前の2節と3節に書かれています。

「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、 平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」(エペソ4:2-3)

ここに5つの要素を見ることができるでしょうか?「謙遜」「柔和」「寛容」「忍耐」「平和」です。
これらを全てまとめるのが「愛」です。
これら全てはキリストの内に見ることができます。
福音書の中でイエス様が仰せられたひとつひとつのみことば、また取られた行動が「謙遜」「柔和」「寛容」「忍耐」「平和」そのものです。

■A:考えてみよう
「謙遜」「柔和」「寛容」「忍耐」「平和」を聖書から抜き出して調べてみよう。誰が誰に対して、どういった状況で、これらの言葉を使っているかを前後の文章から考えてみよう。特に、イエス様のみことば、また行動の中からこれらの言葉に関するものを発見してみよう。

次のステップは、その中から一つずつ実行してみよう。行いのない信仰は死んだものです。聞くだけのものであってはいけません。
しかし、実際に行うとなると恐れがやってきたり、めんどくさかったりするでしょう。
その時は思い出してください。「みことば通り実行することは救いを完成していく大切なプロセスだ」と言うことを。
みことばを実行するために私たちには助け主なる聖霊様が住んでくださり、絶えずとりなしてくださっているのですから。
この御方の助けによって、今までは世の人々と同じような歩みをしてるところをみことばを実行することで、滅びの道から永遠の義の道、いのちの道へと導かれていきます。

自分に死に、本当の一致を求め、キリストにあって一つとなることを目指していきましょう。

■P:祈り
天のお父さん、今日、キリストにあって一つとなることを改めて考えさせられたことを感謝します。
今までは自分勝手な一致感を持っていたことを認め、悔い改めます。「イエス様のため」と思って一生懸命行ってきたことが、あなたのみこころではなかったことがあるかもしれないと考えると、とても恐ろしいことです。
へりくだったように見せかけ、私の言葉や行動にいつも自分を主張する要素が入っていたことを認め、悔い改めます。赦してください。

主よ、今日、立ち止まり、ひとつとなることが何であるかをもう一度教えてください。自分の働きを誇るのではなく、イエス様だけを誇ることができるように導いてください。
「謙遜」「柔和」「寛容」「忍耐」「平和」を身に着け、キリストの似姿に作り変えてください。

ただ一人、私たちの頭であるイエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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