■S:今日の聖書の言葉
ガラテヤ人への手紙1章6〜7節(イザヤ書38章)
★私は、キリストの恵みをもってあなたがたを召してくださったその方を、あなたがたがそんなにも急に見捨てて、ほかの福音に移って行くのに驚いています。ほかの福音といっても、もう一つ別に福音があるのではありません。あなたがたをかき乱す者たちがいて、キリストの福音を変えてしまおうとしているだけです。
■O:今日のコラム
私の子どもを見るとき、子どもからある性質を学びます。それは「相手の方が良く見える」「自分の都合に合わせて決断を変えてしまう」という性質、人の弱さの側面についてです。
親がおもちゃやお菓子を兄弟2人にあげると、弟は自分の持っているものより兄のそれの方がよく見えてしまい、「そっちがいい!」と泣き叫んだりします。
小さな子どもならばまだ可愛げがありますが、信仰生活において私たちも同じことをしているのではないかと心を探られます。
今日の箇所において使徒パウロはイエス・キリストの福音でなく、もう一つの福音に人々の心が移ろっていることを危惧しています。福音は元をたどると、「良い知らせ」という意味ですが、パウロの記す通り、イエス・キリスト以外に福音はありません。
しかし、私たちをかき乱す者が存在しています。その力は私たちに巧妙に働きかけ、主イエスの福音以外の教えや価値観が自分にとってあたかも「良い知らせ」であるかのように感じさせ、またその価値観に従い考えを巡らせ、言葉を発し、行動させるように仕向けるのです。
霊において幼稚である成長段階では、困難な状況で不平不満を言ってしまったり、決心が揺るがされたり、古い生き方や価値観に従って行動してしまったりすることがあります。御国の民として生きていきたいと願うけれども、現実の自分の弱さや足りなさに直面すると葛藤を経験します。
しかし、あきらめることなく、成熟を目指す歩みを一歩また一歩と進めて参りましょう。
キリストの恵みをもって私たちを召してくださった父なる神さまは、完成に至るまでもその恵みを溢れさせてくださるからです。
主の道に歩むならば、成熟するほどにシンプルになっていきます。結婚の誓約がただひとりの相手に対するものであるように、私たちも「ただひとつ」の救いの福音、真理のみことばによって贖いを確かなものとし、「ただひとり」の花婿イエス様のために整えられていくからです。
イエス様の十字架の愛を思い起こす時、ほかの物がどんなに良く見えたとしても、それに目移りするのでなく、主にのみ捧げられた花嫁の心へと今日も私たちの心が変えられていきますように。
■A:考えてみよう
御前にこの賛美をお捧げしましょう。
「キリストにはかえられません」
1 キリストには代えられません
世の宝もまた富も
このお方が私に代わって死んだ故です
世の楽しみよ、去れ 世の誉れよ、行け
キリストには代えられません 世の何物も
2 キリストには代えられません
有名な人になることも
人の褒める言葉もこの心をひきません
3 キリストには代えられません
いかに美しいものも
このお方で心の満たされてある今は
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ぺい 】
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