■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙第二6章1節(イザヤ書30章)

私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。

■O:今日のコラム
「恵みは〜、我が身の〜恐れを〜け〜し〜」という賛美がありますが、恵みによって私たちは赦され、恵みによって救われ、恵みによって信仰を持っています。よく恵みは「受けるべきでない者が受ける祝福」と言われます。確かにその通りです。
しかし、それだけではないと思います。恵みは、永遠に注がれる主からのプレゼントであり、恵みは私たちを強めます。そして、恵みは私たちに働きを全うさせるのです。ここでも、パウロは恵みを無駄に受けないようにという勧めを、神の働き人としての立場から語っています。
恵みによって生きるとは、何もしないでゆるゆると生きることとは違います。パウロほど恵みに関しての啓示を明らかにしている人物はいませんが、パウロは「恵みによって生きるのだ。行いによらないのだから、働きはそこそこで良い」などとは言いませんでした。むしろ命がけで働きました。この第二コリントでもこの聖句の後に続くのは、私は神のしもべとして困難を乗り越えました、という告白です。本当に恵みを受けるならば、私たちは喜びをもって命がけで働く者となるはずです。イエス様の十字架は、私たちに恵みをもたらしましたが、その目的をある箇所はこう記しています。

「キリストが私たちのためにご自身をささげられたのは、私たちをすべての不法から贖い出し、良いわざに熱心なご自分の民を、ご自分のためにきよめるためでした。」(テトス2:4)

良いわざとは、主に聞き従って行うわざです。主が言い送ったことは必ず成就します。つまり主が語られた言葉には、超自然的な力があり、そこには恵みがあるのです。どんな立派なことをするか?でなく、主に聞き従う歩みをしましょう。人からの評価のために生きるのではなく、私たちの主人の言葉に従って、主人に「よくやった」と言われることのために生きましょう。そうでないと恵みを無駄に受けることになってしまいます。

■A:考えてみよう
二十四時間以内に、主が個人的に語られた言葉は何ですか?それを小さくても実行しましょう。道徳律のために生きるのではなく、主との関係に生きていきましょう。

■P:祈り
しもべは聞いています。どうぞお語りください。語られたならすぐに従順することができる恵みがそこにあることを感謝します。あなたが私の主人であり、私は主のものです。どうぞ使ってください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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