■S:今日の聖書の言葉
イザヤ書26章14節

★死人は生き返りません。死者の霊はよみがえりません。それゆえ、あなたは彼らを罰して滅ぼし、彼らについてのすべての記憶を消し去られました。

■O:今日のコラム
今日のイザヤ書26章には2種類の「死人」が出てきます。

一つ目は今日の箇所、14節です。
御言葉の言う「死」とはなんでしょうか?肉体的な「死」を意味する時もありますが、もう一つは霊的な「死」、神との交わりの無い、神との関係が断絶されている霊的な死を意味する場合もあります。

ここでは、神との交わりの無かった者、「わたしはあなたを全然知らない」と山上の垂訓でイエス様に宣告されたような「死人」です。
14節には、裁きの日に、これらの死人は生き返らないと宣告されています。

もう一つの「死人」は19節です。

「あなたの死人は生き返り、私のなきがらはよみがえります。さめよ、喜び歌え。ちりに住む者よ。あなたの露は光の露。地は死者の霊を生き返らせます。」

19節では死人が生き返ると言われています。全く正反対のことが言われています。この違いはなんなのでしょうか。19節においては「あなたの死人」とあることに注目したいと思います。

14節の死人は、神に背き、戒めに立ち返ることせず、神との断絶のゆえに滅びた死人であり、19節の「あなたの死人」は「神の死人」、つまり御言葉によって裁かれることを選び、神を選ぶゆえに自我に死ぬことを選んだ者のことを指しているのではないでしょうか。

「イエスの血潮を宣言する祈り」の著者であるアテフ先生が語っておられた「お墓」の話を思い出します。

初代教会の時代、ある霊的な指導者が弟子たちに「お墓に行って、お墓の死人に向かって思い切り批判やののしりを浴びせてきなさい。」と言いました。弟子たちは、言われた通りにお墓に向かって批判的な言葉を浴びせて帰ってきました。指導者は聞きました。「お墓はどのように反応しましたか?」すると弟子たちが答えます。「お墓は無反応でした。」

「今度はお墓に向かってありったけの称賛をしてきなさい。」弟子たちは同じ様にお墓に行き、今度はありったけの称賛の言葉をお墓に浴びせました。「お墓はどのように反応しましたか?」指導者が帰ってきた弟子たちに聞きます。弟子たちは答えました。「お墓は同じ様になんの反応もしませんでした。」

そこで、その霊的指導者が語りました。「あなたがたも、人からどんな酷い言葉を言われ、ののしられても、また、どんなに称賛の言葉を浴びせられたとしても、そのお墓のようでありなさい。」

私は誰かに批判的な言葉を言われて動揺し憤慨する時、または称賛されて、気分が浮かれてしまう時に、このお墓の話を思い出し、「まだまだ『自分』が生きているなぁ。」と思います。自分の気に入らない、自分が嫌な思いをした、自分がこうやりたい、自分が損をした、自分が失った、自分が正しい…etc 日々、内側で騒ぎ立てている「自己中心」に嫌気がさします。悔い改めをもって、そのような「自分自身」を完全に死に渡し、キリストのご人格が自分の中にもっと生きて頂きたいと切に願います。

キリストのゆえに、自己中心、自分のわがまま、自分の感情、自分の罪、自分自身に死ぬ者は、キリストとともに栄光の姿によみがえることが御言葉で約束されています。主が来られる日まで、私たちは毎日、自分自身の古い肉の性質を死に渡し続け、日々キリストとともによみがえりを経験する者となりたいです。日々、キリストのご性質が内側に力強く生きる者となることを願い求めます!

「私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。もし私たちが、キリストにつぎ合わされて、キリストの死と同じようになっているのなら、必ずキリストの復活とも同じようになるからです。
私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅びて、私たちがもはやこれからは罪の奴隷でなくなるためであることを、私たちは知っています。死んでしまった者は、罪から解放されているのです。もし私たちがキリストとともに死んだのであれば、キリストとともに生きることにもなる、と信じます。」(ローマ6:4~8)

■A:考えてみよう
自分の中に生き続けている自己中心、十字架につけられるべき罪の性質はなんだろう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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