■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書15章7節

★あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです。

■O:今日のコラム
イエス様がたとえを話される時、それが誰に対して話されたのかを、注目することは大切であると思います。群衆に対して、弟子に対して、罪人に対して、律法学者に対して…。その時、自分自身がどこの状態にいるのかを考えます。

今日の箇所は、取税人、罪人がイエス様のみもとに近寄ってきましたが、それを見てつぶやいた「律法学者、パリサイ人」に対して、イエス様はたとえ話をされました。

ここでは、有名な迷った一匹の羊や放蕩息子のたとえ話が出てきますが、共通するのは「悔い改め」です。イエス様は7節で「ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にある」と言いました。「悔い改める必要のない」人がいるのか…と長年思っていましたが、ここの原語は「悔い改めることの出来ない」と訳すことが出来ると知り、思いが変えられました。

そうです。「悔い改める必要のない人」はいません。正しい人はひとりもいません。義人はひとりもいないのです。パウロも自分で自分をさばくことさえしないと言っています(第1コリント4:3参照)。正しい方、義なるお方、さばく方はただひとり、私たちの主、イエス様だけです。

私たちはみな「悔い改める必要のある人」です。しかし、同時に「悔い改めることの出来ない人」でもあります。律法学者やパリサイ人のような性質、自分は正しくて、御言葉を守っているから、あの人が悔い改めたらいいんだ、と思うことはないでしょうか。

以前、私は、どうしても愛せない人がいました。赦せない人がいました。御言葉が愛しなさい、赦しなさいと言っていることを理解していても、実際の行動として行うことがとても難しい期間を通りました。ある時に、もし自分のいのちが今日で終わるとしたら?明日主が戻ってくるとしたら?主の御前に立つとしたら?という問いが迫ってきました。私の中に、主に対する恐れと主の憐れみが注がれ、祈りの中で深い悔い改めへと導かれました。

「それとも、神の慈愛があなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かな慈愛と忍耐と寛容とを軽んじているのですか。」(ローマ2:4)

先日、地獄に行った人の証の記事を読みました。多くのクリスチャンが高ぶりや嘘つき、赦せないゆえに、そこにいたことが書かれていました。教会にいる姿、人の目に見える姿ではなく、日々の生活で、人の目に見えない隠れたところで、私たちがしていること、考えていることは、主に喜ばれることだろうか、救われた者の生き方であるだろうか、今一度、悔い改めへと導かれ、自分の家族や神の家族、教会を執り成して祈る思いが与えられました。

そうして新宿の駅前を歩いてると「悔い改めなさい。今は恵みの時です。救いの時です。」という路傍伝道の声が聞こえました。これは、まだ主を知らない人、ノンクリスチャンへのメッセージだけではなく、主を知っている私たちクリスチャンへのメッセージでもあると思いました。

「主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」(第2ペテロ3:9)

自分は律法学者、パリサイ人のようになっていないだろうか。主が戻って来られる日が近い、この終わりの時代に、私たち一人一人の上に、また日本中の教会の上に、悔い改めの霊が注がれますように。

■A:考えてみよう
今、この地上で「悔い改めることの出来る」機会が与えられていることを感謝したいと思います。死後に、悔い改めても、もう遅いのです。それは「今」であり、「今日」であることを覚えます。

悔い改めは、私たちに喜びと自由をもたらします。家庭において、職場や学校において、教会において、隠れたところ、自分の生活において、悔い改めるべきことを聖霊様に示して頂きましょう。自分が基準となっていないだろうか?御言葉が基準となっているだろうか?

■P:祈り
天のお父さん、あなたの豊かな憐れみ、恵みによって生かされていることを感謝します。そして、今日も悔い改めることの出来る機会が与えられていることを感謝します。自分を正しいとしてきたことを赦して下さい。人をさばいてしまっていたこと、赦せなかったこと、愛せなかったことを悔い改めます。あなたの御言葉に立ち返ります。悔い改めることの出来ない者にならないで、いつも砕かれた、悔いた心を持つ、悔い改めることの出来る者にならせて下さい。私の歩み、生き方、言葉やふるまいが、イエス様の似姿へと日々造り変えられ続けますように。今日もイエス様の血潮、聖霊様の力に寄り頼みます。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ささまな 】

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