■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書12章5節

★恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。

■O:今日のコラム
旧約聖書を見る時に、ある原則を見ることが出来ます。主は、神に背く民や個人に対して、始めは預言者などを通して警告を送られます。

今、通読しているイザヤ書も預言者イザヤを通して語られる神からの警告がたくさんあります。それは、一度限りではありません。厳密に「何回」と答えることは出来ませんが、何回も、また何年にも渡って送られる警告を見ることが出来ます。けれども、その警告を無視したり、軽視した者の上には、逃れようの無い神からの裁きが下されています。

これを見てはっきり分かるのは、神は先ず警告され、それに応じない時に裁きが下される、ということです。新約聖書には沢山の「警告」が書かれています。注意して読む時、イエス様の語られる言葉の中にも沢山の「警告」があるのです。

今日のルカの12章はまさに、イエス様からの愛の警告が立て続けに語られています。この一つの章の中にどれだけの警告が語られているでしょうか。

1.「パリサイ人(偽善)のパン種に気をつけなさい。」(1節):宗教的な行いだけで、神との本当の交わりの無い状態に陥らないように。
2.「聖霊をけがす者は赦されません。」(10節):御霊をないがしろにすることがないように。御霊を消してしまうことがないように。
3.「どんな貪欲にもよく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」(15節):神に仕える代わりに、富に仕えて生きることがないように。富の中にはいのちはない。
4.「何を食べたらよいか、何を飲んだらよいか…気をもむことをやめなさい。」(29節):自分の生活の中で、思い煩うことがないように。
5.「腰に帯を締め、あかりをともしていなさい…主人の心を知りながら、その思い通りに用意もせず、働きもしなかったしもべは、ひどくむち打たれます。」(35節、47節):御言葉と祈りの生活、神の御心を行い、主の再臨に備える生活をしなさい。
6.「あなたを告訴する者といっしょに役人の前に行くときは、途中でも、熱心に彼と和解するように努めなさい。」(58節):神の御言葉の前に、へりくだり、神との和解、つまり悔い改めることに励みなさい。

これらの警告は牧師やどこかのリーダーが語っているのではなく、イエス様が私たちに教えて下さっている終末の生き方です。

私たちが神の御前に立つ時に初めて知るようなことがないようにと、あらかじめ与えられている愛の警告であることを覚えましょう。今回は上に記した、たったの6つだけですが、一つひとつの警告の御言葉に自分の歩みや心の態度を照らし合わせる時、このたった6つすら危うい自分を思わされます。

これから新約聖書を読む時に、是非、今日の様に「警告」が書かれているところを意識してみて下さい。そのような「愛の警告」に目を留めるとき、主が来られるときまで、いかに私たちが生きた真の信仰を保つために戦わなくてはならないか、目を覚ましていなければならないかを、思い起こさせられるでしょう。なんて信仰生活は大変なんだ、、、と思われるでしょうか?

今、並行して通読しているイザヤ書を見ていても分かりますが、預言者イザヤは神からの警告と同時に、やがて来られる主に関する希望に満ちた約束を語っています。

今、私たちにこのような預言者の働きをしているものがあります。それは御言葉です。御言葉は警告と同時に、希望に満ちた神の御約束も語られています。

皆さん、御言葉にはなんと書かれているでしょうか?御言葉は、私たちが戦い抜いたすえには、義の栄冠が用意されていると言っています!愛する君と永久にともに過ごすという栄誉が待っています!どうか、その報いから目を離すことなく、走るべき工程をともに走り続けましょう!

■A:考えてみよう
主が次にこの地に来られる時には、神の義をもってこの地をさばくために来られることを、折につけ思い起こしているだろうか?
「主人の心(神の御心)を知りながら」(47節)それを無視している領域はないだろうか?

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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