■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書10章41~42節

★主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」

■O:今日のコラム
先日、教会にメッセンジャーが来られ、「クリスチャンが信仰の家庭を築くこと」について豊かな油注ぎの中語ってくださいました。

語られた一つに、「人と関係を築いていくには時間がかかる」というトピックがありました。特に家庭で親と子が関係を築くため時間を共にすることに焦点が当てられていました。「一緒に遊ぶ」「一緒にゲームをする」「自然の中で一緒に体を動かす」「子の話に耳を傾け、顔を見ながら話す」「家庭で神様を礼拝する」「共に祈る」「共に聖書を朗読する」ことなどを通して築かれた関係には「愛着」が生まれるそうです。英語では「Bonding(ボンドのようにくっついて簡単にははがせない強い絆)」と表現されていました。

家庭が「愛着」によって強固な関係、愛のあふれる関係となるために、その中でも特に重要なことして語られていたのは、霊的な領域における関係形成でした。

すなわち親が子どもと共に祈り、賛美し、聖書を朗読する。親が主に祈る姿、賛美する姿、ありのまま御前に出て悔い改めや赦しを乞う姿を子が見るとき、子はそれをコピーして自分も同じことをするようになっていくそうです。

反対に、愛着を生まないアクティビティーもあるそうです。映画やテレビを見ること等です。一見、同じ空間で同じ時間を過ごしているかのようですが、それぞれの視線はスクリーンに釘付け、話の次の展開に心は奪われお互いに関心を持っている状態ではありません。家族が食事をするときも、同じ食卓についてはいても、会話はなくスマホを見、仕事の返信をしながら食べるのと、お互いの顔を見ながら様々なことを語り合うのとでは大きな差があります。

家庭を持つ身として、今回のメッセージは私に大きなチャレンジをもたらしました。家族との関係形成に積極的であっただろうか、家族の話に耳を傾け、表情を見ていただろうか。家庭が愛着で結ばれ家族に安心感や守られているという実感はあるだろうか。

同時に、神様との関係を築くために積極的であっただろうかとも問われました。マルタのように、神様に奉仕し、家族のために働いてはいるけれども、「関係」という視点から見るときに、それがあまりにも弱々しく乏しいものであることに気づかされ、関係を築くにはお互いに築こうとする意思や努力が必要であることを学びました。

■A:考えてみよう
イエス様が語られた「どうしても必要なことは『わずか』です(注釈によると『ただ一つだけ』です)」とは何のことなのか。ひととき立ち止まり、みことばに思いを巡らし、もう一度吟味してみましょう。

家庭を持っているかどうかに関わらず、私たち一人一人が深い関係を築き、愛着に結ばれるべき存在は主ご自身に他なりません。

自分に関する責任を全うするため、様々な活動や働きは必要であり尊く価値あるものです。その中で得る喜びや達成感も人生の豊かさの一つの側面でありましょう。

しかし忙しさの中にも、主が一人一人を引き寄せてくださり、私たちがただ一つ大切なことを選び取ることが出来ますように。主の御顔を見る時間、家族がともに過ごす時間を通して、関係の中に見出される喜びと幸いが私たちに注がれますように。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ぺい 】

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