■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書8章15節
★しかし、良い地に落ちるとは、こういう人たちのことです。正しい、良い心でみことばを聞くと、それをしっかりと守り、よく耐えて、実を結ばせるのです。
■O:今日のコラム
ルカ8章全体において「御言葉の力」について見ることができます。イエス様の御声が発せられると、風と波が収まり、なぎになりました。イエス様の御声が発せられると、悪霊が出ていき、死んだものが生き返る御業までも起こりました。
イエス様の発する言葉、すなわち御言葉には、権威があり、力があります。命をもたらし、奇跡を起こし、悪しき力を打ち砕く、御国をもたらす力があります。
11節に「種は神のことばです」とあります。神のことば、その種自体には力があり命があるのに、種が蒔かれる「土地の状態」ゆえに、種が実を結ばないのだ、ということを、このルカ8章から見ることができます。何度も繰り返しますが、神のことば自体には、力があるのです。百倍もの実を結ぶ、命の力があります。
私たちはこの地上で、イエス様と繋がることによって、実を結ぶように召されています。
「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」(ヨハネ15:5)
「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。」(ヨハネ15:16)
私たちが豊かに実を実らせること、私たちの生き方が変わること、をイエス様は願っておられます。それでは、実を実らせることのできる「良い地」とはなんでしょう。それは『悔い改め、よく耕された心』のことです。
御言葉の朗読をする時間は私にとって大好きな時間です。ですが、神のことばを心に蒔いても蒔いても、私の行動と生き方が変わらないことに気づきました。それは、耕されていない地に、種が蒔き続けられていたからです。
どのような心、態度で御言葉を聞いているのか、それは御言葉を守り行うことへと繋がっています。もちろん、読まないよりは読んだ方が良いですし、何を感じても感じなくても御言葉を読む習慣は、とても大切な歩みです。
しかし、悔い改めのない御言葉の種まきを続けるなら、知識だけが増え生き方は変わらない、イエス様の心の的を得ていない、とてももったいない、心苦しいことではないでしょうか。
■A:考えてみよう
⑴ 実を結ぶ、その動機はなんですか。
自分のためでしょうか?神様のためでしょうか?
⑵ 今日、一度立ち止まり、私の心の地を見張り、点検しましょう。私の心の地は、悪魔に御言葉を持ち去られてしまう「道ばた」ですか。根が張らず、試練の時に信仰を失ってしまう「岩の上」ですか。御言葉を聞いても、世の心づかい、富や快楽にふさがれて、実が熟するまでにならない「いばらの中」ですか。それとも、良い心で聞き、守り、よく耐えて実を結ばせる「良い地」ですか。
悔い改めをもって、心の地を耕していきましょう。
⑶ 誰の声に耳を傾けていますか。
悔い改めによって耕された地に、私の主人であるイエス様が語られた御言葉の種を蒔き続けましょう。御言葉を告白し、聞き続けたその御言葉は、後に私の思い、考え、信仰となり、私の生き方、歩みへと繋がっていきます。
⑷ 何を守り行いますか?
神のことばが良い地に落ちるとは、正しい良い心で御言葉を「聞くこと」「守り行うこと」そして「耐えること」であると聖書は教えています。
今日語られた御言葉、神様の御心を守り行うことができるように祈りましょう。また、御言葉の約束が成し遂げられ、その豊かな実りを見るまで、先にある喜びを見て、私たちは確信と期待をもって耐え、忍耐することができますように。
私たちを成長させてくださるお方、豊かな実りを与え、主の栄光を現してくださる神様に感謝します。
「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです。」(第1コリント3:6~7)
幕屋の構造においては「感謝の門」を通り「全焼のいけにえの祭壇」を通り、そして「洗盤」「聖所」「至聖所」へと進んでいきます。今日、感謝をたずさえてイエスキリストという門を通って天のお父さんのおられる至聖所へと近づいていきましょう。
神の慈愛によって悔い改めの恵みを受け取り、心の土壌が神の御言葉の種を蒔く地として整えられますように。そうして初めて、神のことばである種が、私たちの心の地で命を吹き返し、私たちの生き方が変わっていくことを信じます。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あい 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。