■S:今日の聖書の言葉
詩篇64篇全体
★神よ。私の嘆くとき、その声を聞いてください。恐るべき敵から、私のいのちを守ってください。
悪を行う者どものはかりごとから、不法を行う者らの騒ぎから、私をかくまってください。
彼らは、その舌を剣のように、とぎすまし、苦いことばの矢を放っています。
全き人に向けて、隠れた所から射掛け、不意に射て恐れません。
彼らは悪事に凝っています。語り合ってひそかにわなをかけ、「だれに、見破ることができよう」と言っています。
彼らは不正をたくらみ、「たくらんだ策略がうまくいった」と言っています。人の内側のものと心とは、深いものです。
しかし神は、矢を彼らに射掛けられるので、彼らは、不意に傷つきましょう。
彼らは、おのれの舌を、みずからのつまずきとしたのです。彼らを見る者はみな、頭を振ってあざけります。
こうして、すべての人は恐れ、神のみわざを告げ知らせ、そのなさったことを悟ります。
正しい者は主にあって喜び、主に身を避けます。心の直ぐな人はみな、誇ることができましょう。
■O:今日のコラム
ここには、人の心の中に隠れている悪事をたくらみ、人を傷つけようとしている者が描かれています。彼らは、「誰にも見破ることはできまい」と考えています。しかし主はそれを見通し、逆に主の御言葉(矢)によって悪人を滅ぼしてしまわれます。
この悪人とは、誰でしょうか?あの人やこの人ではなく、この悪人は、私たちの心の内側の深い所に隠れているのです(隠れていないで、自分でもハッキリ認識している人もいるかも知れませんが。認識していること自体は素晴らしいことです。対処しやすいですから)。
苦い妬みと敵対心があるならば、放置してはなりません。それは人を傷つけ、ひいては自分自身を滅ぼしてしまうのです。
「穴を掘る者は、自分がその穴に陥り、石をころがす者は、自分の上にそれをころがす。」(箴言26:27)
エステル記でも、モルデカイを殺そうと計ったハマンは、はりつけにするために巨大な木の柱を立てましたが、そこにつけられ処刑されたのは結局ハマン本人だったのです。神は人に与えるのと同じように自分が与えられることを定めておられるのです。なので、自分自身のためにも、はっきり人に対して苦い妬みや敵対心を認識しているなら早く捨てることをお勧めします。私たちは悔い改めて、十字架にそれらをはりつけにすることができます。
しかし、人の内側のものと心は深いものなので、本人にも認識できないことがあるのです。どうしたらそれがあらわにされるのでしょう?それは、実際に御言葉に従って人を愛するときなのです。そのときにその人を愛さない心、その人に対する曲がりねじれた複雑な心、拒絶感、嫌悪感が明らかにされるのです。
「あなたがたのうちで、知恵のある、賢い人はだれでしょうか。その人は、その知恵にふさわしい柔和な行いを、良い生き方によって示しなさい。しかし、もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります。」(ヤコブ3:13~14)
■A:考えてみよう
人を愛し、建て上げる人は、自分自身が建て上げられるのです。人を愛するならば、神は必ず報いて下さるのです。苦い妬みと敵対心を捨てて、真実に隣人を愛する一歩を今日新しく踏み出しましょう!
自分がして欲しいように、人にするのです。これが律法であり預言者です。愛に根差し、愛に基礎を置いて歩んでいきましょう。
■P:祈り
愛であられる神よ。あなたをほめたたえます。あなたが私を命がけで愛しておられることを感謝します。その愛に応えて隣人を素直に愛することが出来ますように。苦い妬みと敵対心、嫌悪感や拒絶感、曲がった複雑な心が真っすぐにされていきますように。それらを放棄することができるように助けてください。あなたを愛します。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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