■S:今日の聖書の言葉
テサロニケ人への手紙第一2章7節

★それどころか、あなたがたの間で、母がその子どもたちを養い育てるように、優しくふるまいました。

11~12節

★また、ご承知のとおり、私たちは父がその子どもに対してするように、あなたがたひとりひとりに、ご自身の御国と栄光とに召してくださる神にふさわしく歩むように勧めをし、慰めを与え、おごそかに命じました。

■O:今日のコラム
パウロは使徒として教会を生み出し、聖徒を育成し、完成へと導く為に、霊的な父の役割をしました。またこのテサロニケの手紙においては、母のような役割をしていたことも記しています。

教会がキリストの身丈にまで成熟し、健全に成長する為に霊的な父、母の役割を担う人々が存在しているのは非常に大切なことです。

(霊的な母の役割)
パウロはこの箇所で「あなたがたの間で、母がその子どもたちを養い育てるように、優しくふるまいました。」と言っていますが、母の役割は人々を慰め、励まし、養い育てる働きです。では何によってそれが出来るのでしょうか。それは御言葉によってです。

「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。」(第2ペテロ2:2)

授乳をしている母親は自分が食べる物にとても気を使います。なぜなら自分が食べる物が母乳となり、幼児に影響を与えるからです。私たちも霊的な幼子を養い、人々を建て上げていく為には、まず自分が口にする物に十分に気をつける必要があります。

つまらないおしゃべりや噂話し、批判やつぶやき、この世の考えやメディアから流れてくる情報を、いつも見て、聞き、口にしているなら、私たちから人々に流れていくのはそのような不健全な養分となります。

しかし、私たちが御言葉を朗読し、黙想し、祈りの生活を持つ時、まるで牛が草をはみ、何度も咀嚼(そしゃく)する内にそれがミルクとなるように、私たちも御言葉の朗読と黙想、またその御言葉をもって祈ることを通して純粋な御言葉の乳を人々に与える者となることが出来ます。

霊的な母とは役割です。男性、女性ということに関係なく、私たちはみな御言葉によって人々を養う、霊的な母の役割を担いましょう。

(霊的な父の役割)

「また、ご承知のとおり、私たちは父がその子どもに対してするように、あなたがたひとりひとりに、ご自身の御国と栄光とに召してくださる神にふさわしく歩むように勧めをし、慰めを与え、おごそかに命じました。」(第一テサロニケ2:11~12)

父は訓戒して、おごそかに権威をもって命じ、人々が御言葉に歩むことが出来るように整え、また自らがその生き方を示す役割があります。

「わが子よ。あなたの父の訓戒に聞き従え。あなたの母の教えを捨ててはならない。」(箴言1:8)

ここに記されている「母の教え」とはトーラーを意味します。母の役割は先に記したように子どもたちに御言葉を教え、御言葉の乳を与えることです。またここには「父の訓戒」という言葉が出て来ます。これは「御言葉の通りに生きるように訓戒する。」という意味です。

自分がやっていないことを人に訓戒することは出来ません。まず自分自身が実行する必要があります。私たちが霊的な父の役割を担う為には、まず自らが御言葉に従う者であることが重要です。

しかし、そう出来ない自分の弱さに気が付くでしょう。だから、御霊の助けを求めて祈り、パウロが日々経験していたように、一日一日キリストにあって自分に死に、十字架の道を歩んでいくのです。

どんな父も母も、いきなり良き父や母になれるわけではありません。実際の子育ての中で、様々な葛藤を経験し、失敗し、自分の弱さに直面して、一歩一歩、父、母として整えられていくのです。

霊的な父、母も同じです。私たちは成熟を目指し、養われる者から養う者へと、受けるだけの幼児から、主の心を担い、おこなっていく成人へと一歩一歩共に進んでまいりましょう。

そのようにして建て上げられていった人々のたましいは、キリストが再び来られる時、主の御前で誉れ、栄光の冠となるのです。

「私たちの主イエスが再び来られるとき、御前で私たちの望み、喜び、誇りの冠となるのはだれでしょう。あなたがたではありませんか。あなたがたこそ私たちの誉れであり、また喜びなのです。」(第一テサロニケ2:19~20)

■A:考えてみよう
まずは自分自身の基本的な霊的食生活と姿勢を整えましょう。
毎日の御言葉の朗読と祈り、実行することが私たちの生活となっていきますように。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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