■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙第一16章14節
★いっさいのことを愛をもって行いなさい。
■O:今日のコラム
14節には「いっさいのことを愛をもって行いなさい」とあります。いっさいのこととは、私たちの人生においてする全てのことです。
仕事や勉強、育児に家事、教会での奉仕など、様々なすべき事があります。これら全ての動機が何であるかが大切なのです。人間は絶えず二つのうちのどちらかを選んで生きているはずです。神を愛する為か、それとも自分の為か。
神様は私たちに神の愛を動機とすることを願っています。神の愛を動機とする為にはどうしたら良いのでしょうか?まず始めに神を愛するとは具体的にどういうことか見ていきたいと思います。
「もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。」(ヨハネ14:15)
この御言葉にあるように、神を愛するとは神の御言葉を守り行うことなのです。この事を前提とすると、いっさいのことを愛をもって行いなさいという御言葉が見えて来ると思います。
「いっさいのことを神の御言葉を実行する機会としなさい。」わかりやすく書くとこのようになると思います。
人生のあらゆる行動が御言葉を実行する機会となっているでしょうか?小さい事から大きな事まであらゆる機会において御言葉を実行する機会とならなければならないのです。その為には絶えず目を覚まし、信仰を働かせて、御言葉を思い巡らしながら行動しなければなりません。
一度切りの人生の中で御言葉を実行するということは、最も価値ある事です。日々、御言葉を朗読して心に蓄えているのはこの為です。一度切りの人生の中でどれだけ御言葉を実行する事が出来たか?これは人生の中で神を愛した分量に匹敵します。すなわちこれが天においての報いに繋がるのです。
まず初めに神が私たちを愛してくださいました。神の愛はイエスキリストの十字架によって公に示されました。この愛に応えたいという思いから私たちは御言葉を実行しようとするのです。強いられてでも無く自発的に御言葉を実行しようとするのです。
しかしながら、自分の力では決して御言葉を守り行う事は出来ません。これは、聖霊様の成せる業なのです。その為には毎日御言葉朗読と悔い改めが必要です。その事によって私たちの内側に豊かに聖霊様は働いてくださるでしょう。聖霊様の圧倒的な力によって、実行するのが不可能とも思える御言葉を実行することが可能となるのです。
例えば、マタイ5章44節の御言葉は自分の力では守り行う事は本当に不可能です。
「しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」(マタイ5:44)
このような難しい御言葉に直面した時に、決して諦めてはなりません。御言葉が要求する姿と自分の今の守り行えない姿とのギャップが見えたならば、そのような時こそ祈りが必要な時なのです。ギャップを祈りによって埋めましょう。
内なる人は祈りによって変革されます。悔い改めの祈りはまさに、ギャップを埋める祈りであるとも言えます。正直に現状を告白して、神様に叫び求めましょう。必ず頑なな心が柔らかになるのを感じるはずです。
人の心が変わる事こそが、どんな奇跡よりも凄い、一番の奇跡だと思います。
敵は絶えず変わらない自分の姿だけにフォーカスさせて失望させようとします。 しかし、私たちが見るべき場所はイエス様だけです。ヘブル12章2節にあるように、信仰の創始者であり、完成者であるイエス様から絶対に目を離してはならないのです。
終わりの時代の戦いは目の戦いです。イエス様を見続ける集中力、すなわち御言葉に対しての集中力が必要です。御言葉に取り組むのは本当に地味な作業ではありますが、そこに宝が隠されていることを知る必要があります。
私たちの心に蒔かれた御言葉の種が成長する速度はゆっくりですが、必ず成長して行きます。その変化は自分ではなかなか気づく事が出来ないかも知れません。
全ては人生という与えられた時間の中でしなければなりません。御言葉を読むのも、愛を行うのも、悔い改めるのも、何をするのも時間があるから出来るわけです。与えられている時間の中でどれだけ天に宝を積む事が出来るかが問われるのです。
このように考えるとこれ以上、自分の人生を実を結ばない事の為に浪費するのは本当にもったい無い事です。日常生活は当たり前の事の繰り返しに思ってしまう事がありますが、決して当たり前の事ではありません。神様が与えてくださった貴重な一日なのです。今日という日を喜び、主に感謝しつつ生きていきましょう。
今日も一日皆様の上にイエス様の豊かな恵みと守りがありますように。
■A:考えてみよう
私たちの人生の中でどれだけ御言葉を適応し、実行に移しているでしょうか?
そもそも御言葉を知らなければ実行することも出来ません。この機会に御言葉を沢山朗読してみましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あきひろ 】
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