■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙第一13章4~8節

★愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます。

■O:今日のコラム
先週の礼拝メッセージで、今日の御言葉の箇所が語られ、愛というのは具体的な現れであると学びました。今週1週間の中で、私たちは愛の行いを実践できたでしょうか。

言葉で言うことは簡単でも、それを行うこと、実際の行動とするのには、難しさを感じる時があります。私自身も、セルグループでチャレンジしながら、いつも自分自身が一番試されます。自分の心のうちには、この愛の性質に反する性質があります。愛を行いたいと願いながらも、出来なかったことがたくさんあり、その度に、私の不完全さ、未熟さを感じます。

しかし、大切なのは、諦めないことです。出来なかった時、次出来るように、絶えず、十字架の前に進み行き、自分の力に死んで、キリストの力、聖霊様の力により頼むことだと思います。

イエス様の愛は諦めない愛です。いのちをかけた愛です。

「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。」(第1ヨハネ4:9)

私たちにいのちを得させるために、ご自身を捧げ、死にまでも従われ、十字架で示された愛。ゆえに、自分のことを「イエスが愛された弟子」と言っているヨハネは、このように言っています。

「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。」(第1ヨハネ4:11)

私たちには、「愛し合うべき」責任があります。私たちが愛せないような状況、愛を実際の行動とするのに難しさを感じることは、これから先、何度も何度もやってくるでしょう。でも、この主の御言葉を愛するなら、互いに愛することを諦めないこと、愛することを選び取る者になっていきたいと思います。

そして、この御言葉のように、私たちが愛の中に生きる時、それらは人々に現れていくのです。

「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もし互いの間に愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。」(ヨハネ13:34~35)

イエス様の弟子であることを「すべての人が認める」ようになるのです。立派な働きや熱心な伝道などではなく、それ以上に、私たちが互いに愛する姿、生き方、振るまいを通して、人々はイエス様ご自身に出会っていくと信じます。

神は愛です。神は御言葉なるお方です。すべての土台は、神様ご自身にあり、愛にあり、御言葉にあります。

私たちは、群衆ではなく、弟子とされました。教会は、弟子の集まりであることを覚えます。

弟子は、その道に従っていく者、実際に行う者たちです。パウロは、御霊の賜物について第一コリント12章で語っていますが、12章の最後に、よりすぐれた賜物を熱心に求めること、さらにまさる道を示してあげましょう、と語った上で、今日の第1コリント13章から、愛について語っています。そして、13章の最後で、

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」(第1コリント13:13)

と語っています。目に見える、きらびやかな賜物ではなく、よりすぐれた賜物、愛を追い求めたいと思います。私たち一人一人が、愛の中に生きる者として、その道に従っていく者として、今日も歩んでいけますように。

「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。このことによって、愛が私たちにおいても完全なものとなりました。それは私たちが、さばきの日にも大胆さを持つことができるためです。なぜなら、私たちもこの世にあってキリストと同じような者であるからです。」(第1ヨハネ 4:16~17)

「それゆえ、神に選ばれた者、聖なる、愛されている者として、あなたがたは深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。」(コロサイ3:12~14)

■A:考えてみよう
第一コリント13章を朗読して、絶えず、愛の中に生きることが出来るように祈りましょう。

日々、悔い改めを通して、御言葉の基準に立ち返り、私たち一人一人が愛の実を結ぶ者として、歩んでいけますように。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ささまな 】

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