■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙11章19節

★というのは、あなたがたの中でほんとうの信者が明らかにされるためには、分派が起こるのもやむをえないからです。

■O:今日のコラム
試練や困難、難しい状況や人生に嵐が吹く時、私たちの内にある弱さや、隠れた肉の性質が明らかにされる機会となります。コリントの教会は賜物と啓示が豊かなリバイバルの教会でしたが同時に不品行や汚れ、争いや分裂、分派といった様々な問題を抱えていました。

私たち善良なクリスチャンは、なるべく問題が起こらないことを願い、分派や分裂が起こる前に穏便に問題を解決しようと努めます。しかし、過激なクリスチャンのパウロはここで「分派が起こるのもやむをえない。」と言っています。何のためでしょうか。それは「ほんとうの信者が明らかにされるため」にです。

この「ほんとうの」とは直訳では「試験済みの」という意味があります。つまり「試験に合格した信者」と言うことが出来ます。私たちが一つの教会を愛し、一つの教会に仕え続けるのは決して容易なことではありません。もちろん転勤や引っ越し、様々な状況の変化で教会を移動しなければならないことがあるのも確かです。しかし、試練や困難を避けて、自分にとって恵みと楽しみと心地よさを感じる教会を転々と移動するのであれば、私たちはいつまで経っても霊的に成長することは出来ません。

なぜなら、私たちが本当に成長するのは試練の時だからです。教会に属することはまるで結婚の関係と似ています。結婚の誓約において「健やかなる時も病める時も、順境にも逆境にも愛することを決心しますか。」と聞きます。教会は生きているので、調子の良い時もあれば、困難を通過することもあります。成長する時もあれば、減退する時もあります。豊かな時もあれば、経済的な困難を通る時もあります。

しかし、どんな状況の時にも、キリストが命をかけて生み出した教会を、私たちも命をかけて愛する決心はありますか。試練の時にこそ私たちが本当のキリストの信者かどうかがテストされるのです。

難しい人ならどこの教会に行っても必ずいます。自分に合う牧師を探すならどこの教会に行っても見つけることは出来ないでしょう。教会の中に不満や弱点、気に入らない部分を探すならいくつでも見つけることが出来ます。だから去って行きますか。それとも人でも状況でも無く、主イエスを見上げて、主ご自身に仕え、主イエスに根ざす信仰者となることを願いますか。

荒野の中で木が地中にあるわずかな水分を得る為に、地中深くまで根を張るのと同じ様に、試練の中で私たちは人ではなく、御言葉に根ざし、主イエスだけを見上げ、とりなしの涙の中で真の主の恵みを経験し、一つ一つ主の試験に合格した信仰者となって行くのです。そのような聖徒たちを通して生ける神の教会が建て上げられて行くのです。

■A:考えてみよう
祭司のとりなしの務めをしましょう。それぞれの所属する教会の為にとりなし祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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