■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙第一6章19~20節

★あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから自分のからだをもって、神の栄光を現しなさい。

■O:今日のコラム
いつもはこの節だけをピックアップして読んでしまいますが、この箇所の前後には、不品行を避けること、結婚について、などが書かれています。今日はそこにも注目するようにと、聖霊様が導いてくださいました。

コリントのクリスチャンは、性の誘惑に取り囲まれ、町には性的不品行と宗教的売春が蔓延していました。コリント教会に対してパウロが書き送った「肉的淫乱」「同性愛」またイエス様ご自身が教えられた「心で抱く情欲」一つ一つが私たちからきよさを失わせ、神様との関係を奪う罪ですが、私たちが神様以外のものを神とし、主人とし、大切なものとするなら、それは偶像であり、「霊的な姦淫」を犯しているということを私たちは覚えなければなりません。

どうして虚しさを感じるのでしょうか?どうして寂しさを感じるのでしょうか?どうして頭では分かっていても行動は変わらないのでしょうか?どうして神様を恐れる心が失われるのでしょうか?どうして主に対する愛が失われ、宗教的になってしまうのでしょうか?

それは私のうちに「罪」「偶像」があるためです。これは霊的な姦淫であり、「私が神となっている」ために上記のようなことが起こります。

何度掘っても掘っても出てくる私の弱さ、悔い改めても出てくる私の汚さ、罪深さ、に絶望します。過去の古い自分に戻っているのではないか?とさえ思います。でも「主が私の主である」と毎日告白し続ける時、それは神様が私に見せることを許してくださっている恵みである、と気づき感謝が出てきます。

ホセア書に、このような御言葉があります。

「主は私に仰せられた。『再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛せよ。ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの人々を主が愛しておられるように。』そこで、私は銀十五シェケルと大麦一ホメル半で彼女を買い取った。私は彼女に言った。『これから長く、私のところにとどまって、もう姦淫をしたり、ほかの男と通じたりしてはならない。私も、あなたにそうしよう。』」(ホセア3:1~3)

どこまでいっても肉、汚れであり、何度神様に立ち返ったと思ってもまた裏切り、不従順し、自分が生きたいように歩む・・・姦淫の女、そのイスラエルの姿はまさに私そのものでした。夫を裏切り、姦淫してもなお愛し、犠牲を払い自分を買い取ってくれた夫。ゴメルはどんな気持ちだったでしょうか。

神様は「ねたむ神」です。教会である私たちは、イエス様の体です(第1コリント6:15参照)。もはやイエス様から遠いものでも近いものでもない、切り離すことができない、一つとされた存在なのです。もはや自分自身のものではない、聖霊の宮とされ、イエス様の体とされた私の体を、どうして肉的・霊的姦淫に引き渡し、汚すことができるでしょうか。

日本中で、教会が祈りの家として回復されている今、私自身が祈りの家として回復されなければなりません。祈りの家の回復の一側面は、きよさの回復です。

私たちは特別に取り分けられたもの、きよいものとされました。主の御前に立つその日まで、汚れた時代にあっても主を愛し、主を恐れ、きよさの中を生きたノアやエノクのように、きよさを愛するものとなりますように。

毎日歯を磨き、シャワーを浴びるように、毎日悔い改め、イエス様の血潮によって洗いきよめられ続け、悔い改めの実が、私の歩みの中で結ばれますように。主の宮が、主によって建てられることを感謝します。

「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。」(詩篇127:1)

■A:考えてみよう
・霊的な姦淫とはなんですか?
・姦淫の女(イスラエル)を愛した夫(イエス様)の愛はどのような愛でしたか?
・私は誰の所有とされましたか?
・一人の時間、私の目、耳、思いと心を、何のために使っていますか?

目の前にある一時的な楽しみ、満たしではなく、永遠に目を止めましょう。私の行い、など外側から変えられることを求める前に、私の内側から回復が起こることを求めましょう。

我が内なるたましいの都市の偶像が破壊され、無割礼の汚れたものが入ってくることがないように、城壁が建て直され続けていきますように!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 あい 】

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