■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙15章5～6節
★どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。
それは、あなたがたが、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえるためです。
■O:今日のコラム
一致にはどのような目的があるでしょうか。
伝道するため、ミニストリーを成功させるため、チームを勝利に導くため、、、このように考えるかもしれません。しかし、私たちは何かを成し遂げるために一致するのではなく、一致すること、それ自体が神の目的であると信じます。
なぜなら今日の御言葉にある通り、一致するところに、神の栄光が現され、父なる神様がほめたたえられるからです。
神様の御業は、一言で言うならば、「回復」であると思います。エデンの園にあったものを回復する。神と人の分離、天と地の分離…分離したものを一つにするというのが神様の大きな計画です。それなので、一つとなるところに主の御目は注がれており、主の御力は現されていきます。
初代教会は非常に力強い教会であったことが分かります。なぜならば、そこに集まっていた人々は、御国のビジョンにおいて、心もたましいも一つであったからです。
「そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」（使徒2:46～47）
もし自分たちの教会ばかりに目を向け、教会が大きくなること、成功すること、自分たちの夢や願いを成し遂げること、そのようなことを追い求め、それぞれが好き勝手な思いを持って礼拝に集まるなら、主は働かれません。
初代教会のうちにあった一致があまりにも強かったので、奇跡や経済的な備えのための驚くべき力が解き放たれたのです。
一致のあるところに力があります。主の油注ぎは、聖徒たちが一致して集う教会の中に力強く流れるのです。
「見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんという幸せ、なんという楽しさであろう。それは頭の上にそそがれたとうとい油のようだ。それはひげに、アロンのひげに流れてその衣のえりにまで流れしたたる。」（詩篇133:1～2）
また、イエス様はこのように言われました。
「まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。」（マタイ18:19）
主は、ご自身と一つになっている者、ご自身の計画を見ている教会の群れに目を注がれます。
「主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。」（第2歴代誌16:9a）
今日、日本中で捧げられる礼拝に一致がもたらされ、神の栄光が力強く現されますように。そして、それぞれ教会が置かれている地域に、暗やみが覆っている町々に、教会を通して神の驚くべき力が解き放たれますように。
どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを超えて豊かに施すことのできる方に、教会により、またキリスト・イエスにより、栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。
■A：考えてみよう
今日、それぞれの礼拝の中において一致がもたらされるよう祈ろう。
また、私たちの人生の中で不一致をもたらすものを取り除こう。赦さない心、怒り、ねたみ、訴え、つまずきやすい心、それらを十字架につけよう。
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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