■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙13章14節
★主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。
■O:今日のコラム
私たちは着るものによって振る舞いが変わるものです。スーツを着ていれば気持ちもビシっとしますし、パジャマを着ているならだらしなくなります。表面的な服装によっても態度に変化が起こるのであれば、私たちが内なる人にどのような品性を装っているかということは人生の歩み方全体に影響を与える重要なことです。
今日の箇所でパウロは「主イエス・キリストを着なさい」と言っています。この言葉の前に11節において、
「あなたがたは、今がどのような時か知っているのですから、このように行いなさい。あなたがたが眠りからさめるべき時刻がもう来ています。というのは、私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近づいているからです。」
と述べ、私たちが眠りからさめ、過去の古い人の服装である遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活を脱ぎ捨て(13節参照)、新しい人のかたちである主イエス・キリストを着ることが勧められています。
パジャマの上からそのままスーツを着るのが難しいように、まず私たちは古い人を脱がなくてはなりません。このことは霊的な意味において日々の悔い改めによって可能となります。自分の罪を告白し、主の十字架の前に捨て置くのです。古い人を主イエスの十字架と共に釘付けにし、そこで肉の生き方を放棄します。
やっかいなことに私たちの肉の性質は非常に強く頑固です。だから繰り返し、十字架の前に行き、そこで自分の古い人を脱ぎ捨てる必要があります。同じテーマの内容をパウロはコロサイの手紙においてはこのように記しています。
「しかし今は、あなたがたも、すべてこれらのこと、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、捨ててしまいなさい。互いに偽りを言ってはいけません。あなたがたは、古い人をその行いといっしょに脱ぎ捨てて、」(コロサイ3:8~9)
私たちの生活、行動、思考、会話、全ての生き方の中にある、遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活、そして、怒り、憤り、悪意、そしり、口から出る恥ずべきことば、すなわち古い肉の人に属する性質が聖霊の光によって照らされ、その罪を認めて告白し、十字架の前にへりくだり、あわれみを求めて進み出る時、これら全ての古い人の性質を脱ぎ捨てる力が主の恵みによって私たちの上に注がれます。
そればかりでなく、今度は私たちの内にキリストの満ち満ちた性質、すなわち新しい人の姿が形造られ、神が本来創造されたイメージが回復して行くのです。
「新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです。」(コロサイ3:10)
内なる人がキリストの似姿へと変わって行くこと。このテーマは全てのイエス・キリストを信じる者たちに与えられている非常に重要な使命であることを共に心に覚え、日々聖霊の助けを受けてこのテーマに真剣に取り組んでまいりましょう。
■A:考えてみよう
内なる人の古い人の性質に光をあてましょう。罪を告白し、悔い改めの祈りを持って主の赦しを受け、また古い人に主イエスの血潮を宣言して主の聖さに与りましょう。
さらに新しい人に御言葉の種を蒔きましょう。御言葉を朗読することを通して内なる御霊に属する人は強められて行きます。
また異言で祈ることを通して内なる人が、御霊の人としてますます建て上げられて行き、血潮を告白して祈ることを通して、内なる人はキリストの似姿へと変えられて行きます。内なる人のキリストの似姿への回復を求めて日々祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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