■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙12章1~2節
★そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。
この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。
■O:今日のコラム
今日の箇所、ローマ12章も申命記28章も非常に重要な章です。今日の箇所は個人的にも非常に大切だと感じる御言葉です。私たちの礼拝が、果たして神に受け入れられているのかどうか、それは自分にとって、とても切実なテーマです。『一生懸命、捧げている礼拝だけれども、これは神に受け入れられているのだろうか、、、』と、恐れすら覚えます。
「あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。」とあります。「あなたがたの賛美」ではなく、「あなたがたのからだを…」とあります。どれだけ、上手に歌えたか、どれだけ巧みに演奏したか、どれだけ汗をかいたか、どれだけ沢山賛美したかではないことを覚えたいと思います。もちろん、それも時には大切です。主は賛美を受けるべきお方ですから。しかし、ここで語られている神への霊的礼拝とは、私たちの日々の歩みのことであります。
質の悪い睡眠やバランスの悪い食生活は肌にもあらわれる場合があります。不摂生な日々の生活が体質に影響を与えます。同じ様に、私たちの日々の歩み、日々の積み重ねが、私たち自身となり、すなわちそれは神にささげるいけにえであり、礼拝となります。
神に受け入れられる歩み、神に喜ばれる生き方、それは神の御言葉に従って生きることです。申命記28章ではそのことを明確に示しています。従う者には祝福が伴い、従わない者には呪いが伴う。それは、恐ろしいほど単純で明確です。
「心の一新によって自分を変えなさい。」詳訳によると「自分の心を刷新することによって、自分の思いを全く新しくすることによって、異なった人となりなさい。」という意味です。「異なった人となりなさい。」と御言葉が言っています。自分を振り返る時にどう思われるでしょうか？「もうそんなに変わらなくてもいい」と思われますか？
今まで罪とも思っていなかったような考え方や言動が、「これも考えてみたら御言葉に反しているじゃないか！これも罪だ。」と衝撃が走るほどな気づきが与えられ、打ちのめされる時があります。クリスチャンの家庭に生まれ育ったり、クリスチャン歴が長いと、誰の目にも明らかな目立つ罪は捨てているにしても、もっと目立たない部分や本人も気づかないような所に、御言葉に反する考え方や言動、生き方が隠れている場合があります。何よりも私自身がそうです！
「自分はまあまあ正しい」という思いを刷新し、考えを全く新しくして、日々「私こそまだまだ罪と戦わなければ、御言葉の基準に到達していない者なんだ。」というへりくだる心がなければ、自分の内に隠れている御言葉に不従順な生き方や考え方を見つけ出すことはできません。
今、私たちの礼拝では御言葉を一日10章読むことが推奨されていますが、それは大きな恵みであると考えます。変わることのない、確かな御言葉を通してでなければ、私たちは神に喜ばれる生き方、神の御心を知ることは出来ません。それを知り、それに従う歩みこそが、「神に受け入れられる礼拝」であることを感謝します。
一人ひとりが、神に受け入れられる生きた供え物である。私たちは共に、そのような共同体となることを目指していかれたらと願います！
■A：考えてみよう
第二列王記22章において、ユダの王ヨシヤの時代に、長年忘れられていた律法の書が発見され、王の前で読み上げられたました。その時に、王は嘆き自分の衣を裂きました。神の御言葉が読み上げられた時に、初めて自分たちが神の御心に不従順に生きていたことを知り、ヨシヤ王は衣を引き裂いたのでした。
私たちの手元には神の言葉である聖書があり、御言葉を通して神の御心を知り、神の願いを知ることが許されていることを感謝します！
■P：祈り
主よ。私を傲慢の罪から守って下さい。あなたの御言葉の前にへりくだります。あなたご自身に従っていない部分を、あなたの御心を痛めている私を教えて下さい。今日も知恵と啓示の御霊が私の上に臨んでくださり、御言葉によって自分のうちの不従順に気づくことができますように。あなたに受け入れられる生きた供え物となることを心から願います。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 みちる 】
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