■S:今日の聖書の言葉
申命記6章4~5節
★聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
■O:今日のコラム
今日の箇所は有名なシェマの祈りの箇所です。既に暗唱されている方も沢山いるのではないでしょうか?神を愛することについて書かれてあります。
神を愛するということは実際的な行いが伴います。神の命令を聞いてその命令に従うことです。その為には神の命令である御言葉を「聞く」ことが大切です。
聞く為には毎日御言葉を朗読することが必要です。御言葉を理解しても理解しなくても声に出して朗読することが大切です。必要な理解は後から聖霊様が教えてくれます。自分の頭で理解しようとせず、書かれた御言葉を何度も口ずさみましょう。聖霊様は私たちの内の蓄えられた御言葉に働きます。
次に重要なのは御言葉に「従う」ということです。イエス様はパリサイ人にこのように言われました。
「そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。」(マタイ22:37~39)
神を愛することと、隣人を愛することは同じように大切なのです。
パリサイ人は神に対する熱心さはありましたが、隣人に対する愛と憐れみはありませんでした。自分が神様に対して熱心であるという姿を自分の義として周りの人々を裁いていました。ヨハネもヨハネの手紙の中でこのように語っています。
「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません。神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています。」(第1ヨハネ4:20~21)
神を愛することと兄弟姉妹を愛することは等しいのです。神の命令に従うとは具体的に兄弟姉妹を愛することなのです。ですから、教会にいる兄弟姉妹の存在は本当に貴重です。兄弟姉妹の存在を通してキリストの愛を実行することが出来るからです。
時に、愛を実行するのが難しい人がいるかも知れません。しかし、それは私たちが愛を学ぶために神様が置いてくれた人です。愛を実行できないときに私たちはどうしたら良いのでしょうか?
御言葉が要求する姿と現実の私たちの姿には大きな違いがあります。この違いを無くす為には「祈り」が必要です。祈りの中で神の御言葉に従うことが出来ない姿を悔い改めるのです。悔い改めを通して聖霊様が豊かに働き、私たちの頑な心を造り変えていきます。神の命令はこのように少しずつ守り行うことが出来るようになって行くのです。
私たちの短い人生の中でどのくらい御言葉を実行することが出来るでしょうか?どれだけ神の御心を行うことが出来るでしょうか?それぞれに与えられている時間を神の為に使うこともできます。また自分の肉を満足させることも出来ます。二つに一つ絶えずどちらかを選んで私たちは生きています。日々の生活の何気ないことに置いても、神の御言葉を実行する機会にして行きましょう。
今日も1日、皆様の上にイエス様の豊かな恵みがありますように。
■A:考えてみよう
私たちの生活の中で、神の御言葉を実行する機会は沢山あります。
どのような時にどのような御言葉を実行することができるでしょうか?この機会に考えてみたいと思います。
■P:祈り
愛するイエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あきひろ 】
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