■S:今日の聖書の言葉
申命記1章3節
★第四十年の第十一月の一日にモーセは、主がイスラエル人のために彼に命じられたことを、ことごとく彼らに告げた。
■O:今日のコラム
申命記はイスラエルが40年間荒野でさまよった後、約束の地に入る前にもう一度、主の語られた言葉をモーセがイスラエルに告げた箇所です。
申命記を読む時、他のモーセの書簡と同じ内容が繰り返し記されていることに気づきます。また、歴代誌はユダヤ人が使っている聖書においては一番最後に位置する書簡ですが、歴代誌も他の書簡に記されている同じ内容が繰り返して記録されています。
聖書全体を通読する時、幾度も同じ内容が繰り返し記され、主が何度も同じ言葉を言われていることに気づきます。何故でしょうか?
それは私たちが繰り返し主の約束を思い返す為です。聖書の中で私たち人は羊に例えられていますが、羊は近視眼的で目の前のことしか見えない性質があります。同じ様に私たちも目の前の状況や問題に心が奪われ、主の約束をすぐに忘れてしまう性質があります。
それなので繰り返し繰り返し、主の約束に目を留め、主の約束を告白し、主の御言葉を心に刻んで、主の契約を思い返すことが必要です。
主の言葉に心を留めず、頑なな世代が40年間荒野でさまよい死に絶えたことを覚え、また繰り返し預言者たちを通して語られた言葉を退け、主の契約を軽んじたユダの民が国を失い、バビロンへ囚われていったことを覚え、繰り返し語られている主の言葉に心を留めましょう。
「これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」(第1コリント10:11~12)
「昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。」(ローマ15:4)
■A:考えてみよう
主の言葉の中に私たちの命があります。何度も繰り返し御言葉を朗読し、この地上での人生の日の限り日々主の約束を心に刻んでまいりましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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