■S:今日の聖書の言葉
詩篇35篇1節

★主よ。私と争う者と争い、私と戦う者と戦ってください。

■O:今日のコラム
詩篇の中には、イエス様の十字架、苦しみ、復活、再臨、のことなどを表した預言も数多くあります。ダビデが苦しみの中で書いた言葉も、その多くは、キリストの苦難を表しています。

そしてさらに、私たちが今主にあって苦しむ時、それらの言葉、詩篇によって励ましを受けることもできます。

ダビデの幕屋の真ん中にあった契約の箱。主の御顔、主の御臨在のひな形である、この契約の箱は、人となって来られたキリストを表すと同時に、聖霊に満たされた地上の教会、また私たち聖徒一人一人をも表しています。

契約の箱は、アカシヤ材で造られ純金をかぶせられていました。木は人間性を、純金は神様の性質を表します。キリストも教会も、人間としての肉体と、その弱さを持ちながら、内側に聖い御霊が住んでくださり、外には御霊の力を着せられ、主の臨在、栄光を運ぶ器として召されています。

契約の箱は、天におられる聖なる万軍の主が地上で住んでくださる場所であり、祭司とされた聖徒たちが礼拝を捧げる場所であり、主がそこから語り、さとしを与えてくださる場所です。

イエス様が地上を歩まれた時、イエス様がその契約の箱となって天と地をつないでくださったように、今はキリストの身体である教会が、契約の箱のとどまる幕屋となり、天の御国の大使館、天国の門となるよう召されています。

私たちの肉体は、一人一人の特徴や弱さを持っていますが、内側には、信仰によってキリストが住んでくださっています。

主に従って歩む時、イエス様の敵は私たちの敵となります。イエス様と争う者は私たちとも争います。イエス様の十字架を信じ、自分も自分の十字架を負ってイエス様について行く時、イエス様を迫害した敵、悪魔は、私たちにも戦いを挑んでくるでしょう。でもその時こそ、このように祈りましょう。
「主よ。私と争う者と争い、私と戦う者と戦ってください。」

■A:考えてみよう
イエス様を通して、父なる神様の愛、偉大さ、素晴らしさを味わい知るようになった私たちは、このイエス様を伝えたいと、自分の十字架を背負い、イエス様に従って歩み出そうとします。

その時に、「お前はそんな大した者じゃない。お前はそんなに立派じゃない。お前には、そんな務めは果たせない。お前はふさわしくない。」という敵の声が聞こえて来るかもしれません。「お前はどうせ失敗する。お前には出来ない。」そんな声も聞こえてくるかもしれません。

主に戦っていただきましょう。主に感謝し、主を賛美し、御言葉を宣言しましょう。

私たちは学生であっても、会社勤めであっても、主婦やパートタイマーであっても、契約の箱を運ぶ祭司です。私たちの内には、真のダビデ、キリストが生きておられます。

今日遣わされる場所で、私たちの心の態度や、人々への愛、忠実な奉仕を通して、生けるまことの神に、感謝と賛美、礼拝をささげていきましょう。機会があることに、病人を癒やし、悪霊を追い出し、福音を御言葉を伝えていきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ともこ 】

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