■S:今日の聖書の言葉
詩篇19篇7~8節

★主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ、主の仰せはきよくて、人の目を明るくする。

■O:今日のコラム
今日の詩篇のことばを通して、私たちが御言葉により、主の聖さに与る者となるための段階を見ることが出来ます。

第一に「主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ」ます。神を知る以前は、私たちのたましいが罪の中に捕らわれ、この世の価値基準に従って歩み、神の契約からは遠く離れ、死へと向かわせる罪を喜びとして生きていました。

しかし、イエス・キリストの十字架の贖いにより、その恵みを受け取った私たちは、主との契約の民とされ、世の基準から神の国の基準に生きる者とされました。

しかし、私たちの内には相変わらず、以前の古き罪と肉の性質が残っています。それなので、完全な主のみおしえを毎日朗読し、心に蓄えることを通して、私たちのたましい(内なる人)は神の似姿として創造された神の本来のイメージへと回復し、命に満ちて行くのです。

第二に「主のあかしは確かで、わきまえのない者を賢く」します。主のみことばを愛し、朗読し、心に受け入れる時、私たちの意思や思考にもみことばが働くようになります。以前罪の中にある時には絶えず私たちの思考をこの世の思いが満たし、様々な欲望が働き、罪の行いに意思が使われていました。

しかし、みことばを受け入れた後は、私たちの思いを主の約束が満たし、それが一日中私たちの思いとなり、みことばに基づいて様々な意思決定や行動が行われるようになっていきます。

第三に「主の戒めは正しくて、人の心を喜ばせ」ます。みことばは私たちの感情さえも支配するのです。

神を知る以前は喜びには理由がありました。良いことがあり、状況が上手くいき、何かを得たら、喜びを覚えますが、逆に試練や困難の中では喜びを失ってしまうものです。しかし、みことばが心に充満する時、状況や環境にはよらず、神の国の喜びが私たちの心と思いを支配するようになります。

第四に「主の仰せはきよくて、人の目を明るく」します。みことばは私たちの行動や生き方、ものの見かたさえも変えてしまいます。イエス様は、

「からだのあかりは目です。それで、もしあなたの目が健全なら、あなたの全身が明るいが、もし、目が悪ければ、あなたの全身が暗いでしょう。」(マタイ6:22~23a)

と言われました。世の思い煩いが私たちを支配する時、信仰の目が塞がれ全てのことを否定的に見てしまいますが、しかし、みことばにより心が満たされ、目が洗われる時、私たちの信仰の目は大きく開き、困難な状況の中においても、全てを超えて働かれる主の偉大さを見ることが出来るようになります。

日々、みことばを愛して、私たちの口のことばをみことばで満たし、みことばの洗いと聖めを受け続けていきましょう。

■A:考えてみよう
今日の御言葉の箇所、詩篇19篇と20篇を、聖書を開いて読み、私に与えられた契約として受け、自分の信仰の告白として朗読しましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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