■S:今日の聖書の言葉
民数記35章33節
★あなたがたは、自分たちのいる土地を汚してはならない。血は土地を汚すからである。土地に流された血についてその土地を贖うには、その土地に血を流させた者の血による以外はない。
■O:今日のコラム
シャローム、今日も主の平安と恵みが豊かにありますように。
殺人の規定について、イエス様は山上の垂訓で新しい基準を解き明かされました。
「しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。」(マタイ5:22)
イエス様の基準で私たちが照らされるならば、実際に手を下さずとも心の中で人をのろったり、悪意を抱いたりすることは、殺人、すなわち「血を流す」ことと等しいということになります。
私たちは土地や畑に例えられます(第1コリント3章9節参照)。ですから、人の血が私たちの心の土地に流されると、そこに呪いがもたらされてしまうのです。
流された血は、ある事を語ります。弟アベルを殺したカインに対して、神様はこう仰せられました。
「あなたは、いったいなんということをしたのか。聞け。あなたの弟の血が、その土地からわたしに叫んでいる。 今や、あなたはその土地にのろわれている。その土地は口を開いてあなたの手から、あなたの弟の血を受けた。それで、あなたがその土地を耕しても、土地はもはや、あなたのためにその力を生じない。あなたは地上をさまよい歩くさすらい人となるのだ。」(創世記4:10～12)
アベルの血の語ることとは、兄を断罪する、あわれみの余地のないさばきを要求する叫びでした。一方で、イエス様の流された血潮も、ある事を語りかけていると聖書は記しています。
「さらに、新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る注ぎかけの血に近づいています。」(ヘブル12:24)
イエス様の血の語ること。それは贖いの完了したことを告げる勝利宣言です。
罪により、呪われた土地のようになってしまった人の心にイエス様は来てくださり、身代わりとなってご自身の血潮を流すことにより、私たちを贖い聖めてくださいました。
今日も十字架に近づきましょう。イエス様の血潮に私たちの望みがあります。ただイエス様の血潮のゆえに私たちの罪は赦されるのです。イエス様の血潮こそが全ての呪いから私たちを自由にします。内なる人、心の土地はイエス様の血潮によって聖められるのです。
贖いを完了してくださったイエス様の血潮を日々受け取り、聖められた土地となってますます実を結んでいくことができますように。
■A：考えてみよう
・私たちの心の土地は今どのような状態でしょうか。
・イエス様の血潮はどんなことを語りかけていますか。
■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ぺい 】
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