■S:今日の聖書の言葉
民数記24章10節
★そこでバラクはバラムに対して怒りを燃やし、手を打ち鳴らした。バラクはバラムに言った。「私の敵をのろうためにあなたを招いたのに、かえってあなたは三度までも彼らを祝福した。
■O:今日のコラム
イスラエルの民には主がともにおられたので、モアブの王バラクはイスラエルの民を非常に恐れました。
そこでバラクはイスラエルの民をのろってもらう為に有名な占い師バラムを雇いました。バラムはただの占い師でしたが、主がバラムに働かれ、イスラエルの民をのろうどころか、三度もイスラエルを祝福したのです。
祝福とのろいの原則について以下の聖句に書かれてあります。
「見よ。私は、きょう、あなたがたの前に、祝福とのろいを置く。もし、私が、きょう、あなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令に聞き従うなら、祝福を、もし、あなたがたの神、主の命令に聞き従わず、私が、きょう、あなたがたに命じる道から離れ、あなたがたの知らなかったほかの神々に従って行くなら、のろいを与える。」(申命記11:26~28)
祝福とは主の命令に聞き従うときに与えられることがわかります。
私たちは人生のあらゆる領域で祝福を願うものです。祈りの中で「神様、私を祝福してください」とよく祈ります。祝福とのろいの原則を知るならばこのような祈りに導かれていくでしょう「神様、私に御言葉を守り行う力を与えてください」
今回の事件でイスラエルの民は祝福を受けました。イスラエルの民が主の命令に聞き従っていたのでのろいが祝福に変わったのです。
申命記23章にはこのようにあります。
「しかし、あなたの神、主はバラムに耳を貸そうとはせず、かえってあなたの神、主は、あなたのために、のろいを祝福に変えられた。あなたの神、主は、あなたを愛しておられるからである。」(申命記23:5)
自分の力で主の命令を守り行うことは難しいことです。イスラエルの民は歴史の中で何度も主の命令を守り行うことに失敗しています。主を愛して主の命令を守り行っている記事はごく僅かですが、主を愛さず、主を捨てて罪に走る記事は聖書の大部分を占めています。
新約時代に生きる私たちクリスチャンはイスラエルの失敗の姿から学ばなければなりません。
イスラエルの民が特別罪深いわけではありません。イスラエルの民は人類の代表として神様から選ばれました。彼らの失敗から人間の本質は罪であるということを悟ることが出来ます。また、自分の力で神を愛することは不可能という事実に直面します。この事実を悟るならば聖書は私たちにメシヤ待望の飢え渇きを起こさせます。
メシヤなるイエス様がしてくださった御業がガラテヤ3章に書かれてあります。
「キリストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。なぜなら、「木にかけられる者はすべてのろわれたものである」と書いてあるからです。このことは、アブラハムへの祝福が、キリスト・イエスによって異邦人に及ぶためであり、その結果、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためなのです。」(ガラテヤ3:13~14)
メシヤなるイエス様は十字架上で私たちが受ける全てののろいをその身に受けて下さったのです。
十字架の御業によってアブラハムへの祝福が異邦人にも及びました。創世記12章のアブラハム契約の祝福の本質は、約束の御霊を受けることだったのです。
なぜ、御霊を受けることが祝福なのでしょうか?
エゼキエル11章にこのような預言があります。
「わたしは彼らに一つの心を与える。すなわち、わたしはあなたがたのうちに新しい霊を与える。わたしは彼らのからだから石の心を取り除き、彼らに肉の心を与える。それは、彼らがわたしのおきてに従って歩み、わたしの定めを守り行うためである。こうして、彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。」(エゼキエル11:19~20)
聖霊様が内住して下さることによって、神の命令を守り行う力を与えて下さるのです。聖霊様は罪に対して悔い改めの心を与えてくださり、御言葉を守り行うことができるように起動修正してくださるのです。その結果、人生のあらゆる領域に祝福が及んで行くのです。私たちがイエス様を信じ、聖霊様が内におられるならば、それこそが本当の祝福なのです。
私たちの人生の中で敵は私たちを攻撃してきますが、以下の御言葉の祝福が約束されていることを感謝して、日々歩んでいきたいと思います。
「主は、あなたに立ち向かって来る敵を、あなたの前で敗走させる。彼らは、一つの道からあなたを攻撃し、あなたの前から七つの道に逃げ去ろう。」(申命記28:7)
今日も一日、皆様の上にイエス様の豊かな恵みと祝福がありますように。
■A:考えてみよう
本当の祝福とはどういうものでしょうか?
この機会に改めて考えてみたいと思います。
■P:祈り
愛するイエス様の御名によってお祈りします。アーメン。
【 あきひろ 】
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