■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き23章1節

★パウロは議会を見つめて、こう言った。「兄弟たちよ。私は今日まで、全くきよい良心をもって、神の前に生活して来ました。」

■O:今日のコラム
初代教会には信仰における二つの重要な柱がありました。それは「教え」と「伝授」という柱です。

新約聖書を読むと、イエス様の教えをはじめ、使徒たちの教えの中にもこの二つの重要な柱について述べている箇所を随所に見ることができます。それが明確にしるされている一つの箇所が以下の御言葉です。

「あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。」(ピリピ4:9)

この箇所でパウロはピリピの教会に自分が教え伝授したことを実行するようにとすすめています。ここに記されている「学び」という言葉は原文では「教え」という意味があり、また「受け」とは「伝授」という意味があります。

パウロの「教え」を初代教会の人たちは「聞き」、またパウロが「伝授」したことを彼の生き方の中に「見た」のでした。パウロはただ教えをしただけではなく、自分が教え、伝授した通りに自らが生きていました。人々はパウロの生き方を通して彼が信じていることを見ることが出来たのです。

教会の歴史の中で特に3世紀以降、聖書の御言葉を全て比喩や霊的解釈によってとらえ、御言葉の通りに生きるという信仰が聖徒の歩みから切り離されていきました。その為、信仰は教理の中にとどめられ、日曜日はクリスチャンとして礼拝を守っていても、残りの日は世の人と変わらない生き方をするようになってしまいました。

イエス様は私たち聖徒たちを世の光、地の塩として召しておられますが、日々の生き方の中に主の光や塩気を見ることが出来なくなってしまったのです。

終わりの時代の教会は初代教会にあった霊性を取り戻す必要があります。私たちの内に人々が主イエスを見ることが出来ますように。生き方を通して主イエスを現すことが出来ますように。

パウロは議会に立った時も大胆に「兄弟たちよ。私は今日まで、全くきよい良心をもって、神の前に生活して来ました。」と述べました。私たちは信仰を持つことは大切です。しかし、信じたことを生きることはもっと大切なことです。

主の恵みに依り頼み、聖霊の力を受け、切なる祈りをもって、私たちの日々の歩みにキリストが見える生き方が出来るように求めましょう。

■A:考えてみよう
初代教会の信仰が回復することを願います。御言葉を何度も朗読し、私の内にある教理と御言葉に記されていることの違いを発見し、軌道修正することが出来るように祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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