■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き21章13~14節

★するとパウロは、「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています」と答えた。彼が聞き入れようとしないので、私たちは、「主のみこころのままに」と言って、黙ってしまった。

■O:今日のコラム
この21章の中で2回(4、11節)も人々は御霊によって示され、パウロがエルサレムで縛られて、異邦人の手に渡されると言っていました。パウロも、2回違う場所で言い聞かされていたので、この事はなされると確証していた事でしょう。

人々は、「苦しみがある。だから、エルサレムに上らないように」と、パウロにしきりに頼みます。これは、当然の反応ですよね。誰も苦しみが待っている事を預言されて、自分からそれに進み行こうという人はいないと思います。逆に、このような預言がなされたら、その苦しみを避ける事を考えると思います。

しかし、パウロの答えはなんでしたか?それが、今日のみことばです。

「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。」

これこそが、イエス様の福音を身に帯びた者の答えです。苦しみが待っているのを分かっている。しかし、この福音を宣べ伝えなければならないという使命感がある。ローマ人への手紙1章14節でパウロが言っています。

「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。」

この負債、それは、命を与えてくださった方に命をかけて、それをお返しする。主のしもべとして。

結局、人々は、「主のみこころのままに」と言って、パウロを送り出し、パウロはエルサレムにのぼります。

その後、エルサレムに到着する17節からは、順調に進んでいるように見えます。パウロはエルサレムの兄弟たちに迎え入れられます。そして、そこの兄弟たちも必死にパウロが捕まえられないように、パウロにユダヤ人のしきたりを行うよう、宮にいってきよめ、自分を証明するように勧めました。

パウロはそれを聞き入れ、行いました。宮に入り、定められた期間、7日間、そのまま順調にいったら、パウロは捕まえられずに済んだかもしれません。しかし、預言は預言。主の預言通りに成就されました。その最終日7日目が終わる、その時に、パウロは見つけられ、大きな騒動が起こりました。

主の語られた事は成就します。それが、苦しみであろうと、それは、成就します。人がそれをどうやって回避しようとしても、主が語られたなら起こるでしょう。その時、私たちは、どこに目を向けるのでしょうか?「あ~やっぱり」と言って、落胆するのでしょうか?それとも、パウロのように奮い立って、大胆に主の御名をかかげ、宣べ伝え続けるのでしょうか?

後の章で、神様は、パウロに語られました。

「その夜、主がパウロのそばに立って、『勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなければならない』と言われた。」(使徒23:11)

これは、パウロにとって、どれほどの励ましだったでしょう。イエス様の例えに出てくる主からの褒め言葉「よくやった。忠実なしもべよ。」と同じだと思います。人からの称賛ではなく、主からの称賛。主が認めてくださっている。そして、主が共にいてくださる。だから、苦しみがあろうと奮い立ち前に進み続けたパウロ。その姿から私たちも学んでいこうではありませんか。

イエス様も、罵られながらも、父の御名を忠実に宣べ伝え、父を現しました。その弟子として、歩んでいこうではありませんか。

■A:考えてみよう
今日、もう一度、主から与えられた召しを覚え、苦しみがあったとしても、主からの称賛を受ける事を目指し、前に進んでいきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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