■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き14章22節

★弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりとどまるように勧め、「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない」と言った。

■O:今日のコラム
聖書のテーマは神の国です。イエス様は公生涯においてひたすら神の国を伝えて回りました。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」と言って宣教を開始しています。

さらに復活後の40日間、神の国のことを弟子たちに語りました。私たちはどのようにして神の国に入ることが出来るのでしょうか?22節でパウロとバルナバはこのように言っています。

「弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりとどまるように勧め、「私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければならない」と言った。」(使徒14:22)

神の国に入るための条件として、多くの苦しみを経る必要があると言っているのです。文字通りパウロは19節においてユダヤ人から石打ちに遭い、一度死の状態を経験しています。

現代の日本においてそこまでの迫害は無いですが、世界を見ると多くのクリスチャンが信仰の為に迫害を受けています。救われる為にはパウロのように迫害を経験しなければならないのでしょうか?多くの苦しみを経ることは必ずしも迫害を受けなければならないということではありません。それぞれに与えられた自分の十字架を負う過程の中で、時には迫害が与えられることもあるということです。イエス様はこのように語っています。

「イエスは、みなの者に言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。』」(ルカ9:23)

神の国に入る為に必要な条件は「自分の十字架を負う」ということです。私たちが自我に死に、自己中心の性質を日々十字架に架けて生きる歩みが必要なのです。古き肉の力を自分の力で殺すことはできません。聖霊様に頼り祈るときに聖霊の力が働き、強力な肉の力を殺してくださるのです。御言葉を実行する力を与えてくださいます。神の国に入る為にはこのように狭き門を通る生き方をしなければならないのです。

今の時代は福音を語るときに恵みと祝福ばかりを強調する傾向にあります。もちろん私たちに与えられている救いは一方的に神様からの恵みです。イエス様は十字架によって本来私たちが受けるべきのろいを祝福に変えてくださいました。

本当の祝福とは何でしょうか?それは御言葉を守り行うときにもたらされる祝福です。この原則は旧約の時代も新約の時代も変わりません。御言葉を守り行うなら祝福され、御言葉を守り行わないならのろわれるということです。

私たちは生まれながらにして罪人の頭なので、御言葉を何一つ守り行うことができません。結果のろいが人生の中にもたらされるのです。しかし、イエス様が十字架上で成された御業により、私たち信じる者に御霊が与えられ、御言葉を実行する力が与えられるのです。

イエス様を信じて救われたからと言って、自動的に御言葉を守り行ったわけではありません。救われて後に御言葉を守り行う生き方を選択するか、御言葉を守り行わない生き方を選択するかで人生が変わってくるのです。

まさに、自分の十字架を負うとは御言葉を守り行うことであると言えます。パウロはピリピの手紙の中でこのように語っています。

「そういうわけですから、愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いの達成に努めなさい。」(ピリピ2:12)

救いが与えられているからと言って安心することなく、日々自分の中にある救いが失われないように努めていきましょう。救いは最初に信じて終わりではなく、達成されるものです。パウロは大胆にもこのように語っています。

「私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現れを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」(第2テモテ4:7-8)

私たちの人生は十字架を背負いながら走る障害物競争のようなものです。十字架は重くのしかかり、その足取りは決して早いものではありません。一歩足を進めるのがやっとかも知れません。しかし、確実に私たちに用意されている義の栄冠へと近づいているのです。

私たちに用意されている負うべき十字架も人それぞれ違います。他の人と比べることなく、感謝しつつ励まし合いながら、イエス様と一緒に信仰のレースを歩んで行きたいものです。

今日も一日、皆様の上にイエス様の豊かな恵みがありますように。

■A:考えてみよう
私たちの人生の中で与えられている、負うべき十字架はどのようなものでしょうか?今一度考えてみましょう。

■P:祈り

愛するイエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン

【 あきひろ 】

カテゴリー: マナメール

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