■S:今日の聖書の言葉
レビ記12章3節

★八日目には、その子の包皮の肉に割礼をしなければならない。

使徒の働き12章21~23節

★定められた日に、ヘロデは王服を着けて、王座に着き、彼らに向かって演説を始めた。そこで民衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。するとたちまち、主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えた。

■O:今日のコラム
イスラエル人は、8日目に割礼をしなくてはなりません。これはアブラハムに与えられた契約のしるしだからです。私たちもアブラハムの祝福を受け継ぐ者として、割礼を受けなければなりません。しかし真の割礼とは、心の割礼です。

割礼とは、男性性器の皮を切り捨てることですが、これは男性の中心に位置します。自分の中心に自分の肉があってはなりません。私たちの中心は主です。自分の心の王座に肉が座っていること、自分が神になろうとすることが、偶像礼拝と罪の根源です。自分の心の王座から日々、自分の肉を切り捨てましょう!今日取り上げた、使徒の働きの12章21~23節でも、自分を神としたヘロデは滅びなければなりませんでした。

割礼は8日目に施されましたが、8は新しいスタートという意味の数字です。ノアの家族は8人で新しい人類の歩みを始めました。私たちもボーンアゲインし、新しい歩みをしている者であるなら、心の割礼を受け、自分の心の王座を明け渡さなければなりません。

悔い改め、日々イエス様の血の力を受け取って、この心の偶像は排除されます。しかし気づくと、生活の中でいつの間にか、かたくなで自己中心な自分の肉という偶像が、心の王座に座ってしまっているという現実に私は悩みました。すべての偶像は砕かれなければなりません。この心の偶像が砕かれ続けなければ、たとえ人の目に立派な働きをしていても、それが主のためでなく自分のためになってしまうことがあるのです。

ダビデは、バテシェバを妻として迎え入れましたが、それは、人の目には、亡くなった部下の奥さんを助ける立派な行いと映りましたが、神の目には、最悪な裏切り行為でした。

ところで出エジプトのときに、荒野で金の子牛という偶像が作られましたが、その偶像は、見事に砕かれたのです。それは十戒の二枚の板が砕かれることと同時に起きました。「心の板に御言葉を書きつける」とあるように、あの板は私たちの心を表しています。私たちの心が砕かれ続けているなら、偶像も砕かれ続けるのです。

私たちは、自分を捨てるだけではなく、自分の十字架を負って歩んでいます。自分の十字架を全うするために、父が私をどう扱われるか?を覚悟し、感謝をもって父に委ねる時に私たちは、砕かれ続けることを学び始めます。

「私のたましいは、いつもあなたのさばきを慕い、砕かれています。」(詩篇119:20)

■A:考えてみよう
自分の心の王座に、座る自分の肉が座っていないと声高に言える人がいるでしょうか?しかしそれが求められています。ただイエス様の十字架により頼み、悔い改め、キリストの血の力を受取りましょう。

そして、砕かれ続けるために、私たちのために砕かれてくださったイエス様を見つめ続けましょう。そして自分も苦しみを経てでも主について行く覚悟をし、砕かれ続けましょう。私たちの願いは主と一つになることです。

「このように、キリストは肉体において苦しみを受けられたのですから、あなたがたも同じ心構えで自分自身を武装しなさい。肉体において苦しみを受けた人は、罪とのかかわりを断ちました。こうしてあなたがたは、地上の残された時を、もはや人間の欲望のためではなく、神のみこころのために過ごすようになるのです。」(1ペテロ4:1〜2)

■P:祈り
主よ。私たちのために砕かれ、さばかれた御子イエス様をほめたたえ、御子をさばき、捧げることで砕かれた父なる神をほめたたえます。私たちをイエス様と一つにするための道を設けて下さったことを感謝します。その道は、十字架で裂かれたイエス様の御体であることを覚えます。私の心の王座を絶えず明け渡し、あなたが王として来られることを待ち望みます。
私はあなたのさばきを慕い、砕かれています、と心から告白できるように助けてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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