■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き9章31節

★こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。

■O:今日のコラム
主イエスの十字架と復活の後、主イエスは40日間弟子たちにあらわれ「神の国」について教えます。

そして「行って、あらゆる国の人々を弟子とし、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、命じておいたすべてのことを守るように教えなさい。」(マタイ28章19~20節参照)という命令を与え、また「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べつ伝えなさい。」(マルコ16章15節参照)という使命を与え、さらに「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てまで、わたしの証人となります。」(使徒1章8節参照)という約束を与え、天に戻られました。

この約束を受け弟子たちは熱烈に祈り、五旬節の日を迎え、彼らに聖霊が注がれ、教会が力強くこの世に誕生し、エルサレムに大リバイバルが起こって行きました。しかし、初期の弟子たちはエルサレムにとどまり、ユダヤ人にしか福音を伝えていませんでした。これでは、主イエスが命じられた大宣教命令が達成されません。そこで、主は迫害さえも用いられ、弟子たちは散らされて行った地域に福音を伝え、サマリヤから異邦人へと福音が及んで行きました。

この異邦人に対する福音宣教において大きく用いられたのが、当時キリスト者を最も迫害していた張本人であるサウロ(後のパウロ)でした。神の計画は何とはかり知れず、人の思いを遥かに超える偉大なものでしょうか。

初代教会の信仰を学ぶ上で、その重要なポイントとなることが今日の箇所に記されています。それは「主を恐れる」ことと「聖霊に導かれる」ことです。これは教会の歴史の中で失われて行った霊性であり、終わりの時代の教会が取り戻さなければならない霊性です。

使徒の働きを読むと、初代教会が主に対する恐れを持ち、聖霊の導きにより前進して行ったことが繰り返し記されているのを見出します。ぜひ、今回使徒の働きを朗読する時、そのような視点でこの書簡を読むことが出来ますように。

また聖書全体が私たちに教えていることも、一言でまとめるなら「主を恐れること」と言えます。モーセ五書から始まり黙示録に至るまで、主に対する正しく聖なる恐れ、すなわち主を愛するが故に、主を敬い尊ぶ、畏怖の念を持って生きることを私たちに教えています。

サウロが御霊に満たされ目からうろこのようなものが落ちたように、私たちも御霊により目が開かれ、御言葉に対する覆いが取り除けられ、御言葉の中心であられる主イエスをはっきりと見ることが出来ますように。

■A:考えてみよう
エペソの手紙1章17~19節を朗読して祈り、知恵と啓示の御霊に満たされ、心の目がはっきりと見えるようになることを祈り求めましょう。
そして、御言葉を朗読し、主に対する恐れを心に持ち生きることが出来ますように。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

カテゴリー: マナメール

オンライン献金はこちらから。

大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。

オンラインサポートの手順

Comments are closed.

  • 最近のコメント

  • 新宿シャローム教会 大久保会堂


    〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
    TEL 03-3371-7558
  • アーカイブ

  • カテゴリー